例大祭16どうもでしたー

最近すっかり更新癖が無くなっている物で、イベント前に事前告知の記事を書くなんて事すらできていなかったんですが、今回の例大祭は記念的な色の濃いイベントだったので久しぶりに書いてみようと思った次第です。
ちなみに出した本のあれこれについてはこの次の記事かなんかで書くかと思うので、出来事関係が気にならない人はこの記事スルーでおっけーですー。

前日以前

本人達すらこの間知ったんすが、実はうちらのサークル例大祭に直接参加したことがなかったんですよ。委託参加とか○さわの個人サークルエンドウダイズで参加したことはあったかもですが、自分で参加したことがなかったという。サークル活動もうじき10年になるというのに。しかもその10年間、多少ぶれることはあっても軸足は東方に据えていたサークルなのに。
てことで天下の例大祭に初参加となれば半端な気持ちじゃ参加できないぞってことで、2スペース参加で臨むことに。あとうちが提案半分にこれまでの既刊もどんどん並べようみたいな話もしたかなんかで、既刊含めとんでもない量の本を並べることにした感じです。

まあでも実際はそれんなこもよりも、東方x探偵アキラ合同本(←これが正式名称)ですよね! 去年の秋季例大祭で話が盛り上がって、ほんとは去年の冬コミ合わせでって話だったんですが誰も当選しなかったんで例大祭でってことになりました。今回も編集作業→印刷→宣伝までを引き受けててたりしてました。
ただ仕事が2月3月すさまじくて自分の原稿が進められなかったので他の執筆者さんの進行確認とか催促もできてないという事実。4月になったら仕事が楽になるはずだったので、自分の原稿も印刷屋の手配も編集が作成するページも4月に入ってから作業し始めた感じでした。
てことで、合同本の原稿と既刊の印刷に明け暮れる4月って感じでした。ほんとは本の宣伝ももうちょっとやりたかったんだけどほぼ手つかず。その辺は成果とか抜きにベストを尽くせなかった後悔が残っちゃいましたねぇ。

そんな中でも割と頑張れたのはおしながきリスト。A3を横に2つ並べて価格だとかを書きました。最近のよんちはillustratorの操作とフリー素材の活用を覚えたので、イメージをざっくり固めて、ネットでフリー素材探して、ピンとくる素材をダウンロードしながらイメージを具体化していったんですが、なにしろ素材サマサマって感じで立派なおしながきリストができあがりました。ありがとう素材職人。ありがとうイラストAC。

あとちょうど仕事で肉厚のポリ袋とノーカットのシール紙が余ったのでサークル販促用の手提げ袋を作ってみました。…あ、ポリ袋はお試しで自腹で買ったやつだし、シール紙は数年間誰も使ってないデッドストックだったものだし、一応職場にテプラのカートリッジ1つ自腹補充しといたから金額的にはセーフなのですよ。

ちなみに結果的にはちょっと出し渋り過ぎちゃった感じだったので、今後のイベントでもだらたらと配ってくと思います。興味がある方は言ってくださればー。

前日とか

イベント前日にいつもの印刷屋に本を取りに。取りに行くと安くなるんで。もともと女性向け印刷屋みたいなんですが、女性向けの大規模イベント前日でもあったらしく、今まで見たことがないぐらい混んでました。で本を受け取って一旦帰宅。それにしても今回66部刷ったんですが、これを超えたらもう持参で搬入はできないなーと。まぁ合同本でもない限りこんなに刷ることはないと思うんですが。あとそのタイミングで奥付のタイトル間違いを発見。奥付なのに。
ちなみに合同本の宣伝は去年の松阪のイベントでpixivに投稿したみたいな、数ページに内容をかいつまんだ画像を作りたかったんだけど、入稿に手こずりすぎて、かつ印刷を多く引き受けすぎて、これといった宣伝はなにもできなかったんですよね。結果的には予想以上の部数を頒布できたんでともかく、もっと上を目指せたのにもったいなかったな、と。

でイベント当日。朝からラーメン食べたりしながらサークルの人らと合流。ここまではいつも通りだけど、今回いつもと違うのは並べる本が多いってこと。開場前に撮った陳列写真がこちら。

いやいや、多すぎだって。まぁうちがだいぶ加担してるんだけどね。今回は段ボールで組みあげられる折りたたみ式陳列棚とかポスタースタンドとか新兵器が大活躍。それよりもなによりも背景のポスターの「初参加」が強烈ですよね。先述の通り実際初参加なんですが、既刊の量が絶対おかしい。通りがかった人がどう受け取ったのかちょっと興味がありますねー。

あと、昨今合同本の収益分配で揉める事例があるとかないとか聞いたり聞かなかったりしたので、ためしに合同本の収益を一旦回収して打ち上げで分配する仕組みをとってみました。あくまで印刷代とかを差し引いた金額での還元なのですが試しにって感じに。

てことで開場。まぁ弱小サークルなので出だしはからきしなのはともかくとして、なかなか新刊が捌けていかない。まぁ宣伝あんまりできてなかったし、公式の次回作プレビュー版売ってるらしいし人が流れてこないからかなぁなんて思ったりしてたけど、合同本を置いてる他の2サークルの在庫確認(偏りがあったら在庫を移動させたりしたかった)に回ったらゼロになったサークルがあるがあるとか。もう片方もものすごい減ってて、うちの在庫を分配しないといけないっていう不甲斐なさ。なのでディスプレイを工夫してみることに。
悪い表紙じゃないんだけどやっぱり通りすがりの人にはアキラだって分かりづらい。まぁ見れば見るほどアキラなんだけど、裏を返せば東方本が何千(何万?)種類あるあの会場でよく見ないと何の本か解らないってことで(そんな一発で解る表紙なんて到底無理な本なわけだけど)。しかもうちらが今持ってる強みは「例大祭初参加」ぐらいしかない。
となると、中身が一番分かるページを見せるディスプレイをするしかってことで、一番キマってるページを開いて置いてみました。さすかキマってるページだけあり、そこからちらほら買っていってもらえるようになったのは嬉しかったです。やりぃ。
ちなみにゼロになったサークルは、在庫がゼロなのではなく販売がゼロってことだった。ディスプレイを考え直すきっかけをくれた点では感謝するけと、脅かすんじゃないやいって思っちゃうよね。

あと既刊祭りってことでうちの太古の本も置いておいてたんすが、期待以上に売れてよかったよかった。まぁ予想が1冊とかだったってのもあるんすが、買ってってくれた人がコメントくれたのが嬉しかったですほんと。ありがとうございます。

買い物もそれなりにできました。何気にお久しぶりさんが多くて、まず10年ぶりぐらいなんじゃないかっていうテラカドさん。奥さんの機嫌をとりなら細々とでも同人活動を継続する、同人おじさんの鑑ですわぁ。あと別府の久遠郷以来のラクガキさん。実況配信向けの素材作家業が板に付いたと思ってたら、以前あった頃の自転車豊後水道横断のレポ漫画を出してました。また本の作品見たいです。ぜひ考えといてほしい。あと最近パリさん関係でお知り合いの高麗川ハカリさん。新刊残念でしたね、今度のイベントで新刊期待してます。登山仲間(違)の藤原家ますたさんは何度か覗きに行ったんですが会えず。まぁ合同誌作ってたから挨拶回りとか忙しかったんでしょう。あ、うちもか(全然違う)。

そんなこんなしてるうちにそろそろお時間に。何度も出歩ってると見せかけて在庫調整で同じサークルばかり行き来してただけなので回れないところもあってちょっと残念だったけど、自分とこにいる時間がそれなりに充実してたし、総じていいイベントだったなーと。

合同誌の3サークルとも終了をもって撤収。予約してた大井町の飲み屋に向かいます。ちなみに大井町ってチョイスは常連の店があるわけなく、みんなが帰りやすい駅を考えてのチョイス。っていってもみんな住んでる場所が広範囲に分布してるんで正直誰も帰りやすくない駅だった気も。まあいいか。
打ち上げは合同本の自画自賛だったり、次の合同本の話をしたり、それなりに充実した感じでした。
えんたけからの中締めで、みとと〇さわを除いてここで解散。ちなみにみとと〇さわはさらに呑みに行って泥沼状態だったそうです。お大事に。

イベントとその前後の出来事はそんな感じでした。
合同本は100%出し切れなかったけど、できあがったものは今までで一番だと思ってたし、イベントでも好評いただけてよかったです。あと大昔に全く売れなかった既刊が手にとってもらえ売れてちょっとした感想ももらえたのはあれですよね。これまで長いこと数的な実績から過去を否定せざるを得なかった納得いかなさが酬われました。すごい満たされたイベントでした。

て感じでしゃんしゃん、なんですが、まぁ久しぶりにレポブログ書いたけど淡々と出来事を綴ってもそんな面白くないっていうね。
あと今8月なんすね。やる気あんのかー?

よんちのSF

電車の中で見かけた広告。

「大学生に、ノートPCはいらない」 日本マイクロソフトによるSurfaceの宣伝広告がインパクトあると話題に(ねとらぼ)
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1903/02/news023.html

マイクロソフトがパソコンいらないだって?と思って読んでみたら、攻撃的だけど賢い広告だった。
確かにいらないかもしれない。そんな大学生生活もありかもしれない。ってタイトルの広告で、ほんとにパソコンがいらないと思ってる高校生大学生に同調してるような雰囲気が出せてるし、パソコンがいらないわけがないのにマイクロソフトどうしちゃったんだって人達の興味は引ける。抜群の掴み。
そこからこの動画を大学生クリエイターが作ったっていう紹介と、パソコンを持ってる学生の優位さを語ったり語らなかったりしながら、パソコンを買わせるCMにシフトしていく。おもしろい。
ターゲットを的確に見定めた上で挑発しにいく姿勢すごい。しかも大学生の漠然とした将来の不安を突いてきてる。いやほんとはみんなボランティアサークルに入るとか新聞をよく読むとかこつこつ勉強するとか知ってるはずなんだけどつい遊んじゃう。そこで差を見せつけに来てしかも「パソコン持ってみないかい?」という案外お安い提案。これでどれだけの人がパソコン買ったのか知らないけどいい広告だなーと思った。

正直うちも、漠然とだけど世の中の多くの人はパソコンいらないだろうって思ってた。周りの人に「どのパソコンがオススメなの?」と訊かれると、その人の用途を聴いた上でタブレットの提案をするケースも用意してて、数割は実際タブレットを買ってた。
あと大学の先生に聞いた話、最近の学生はスマホを毎日いじり続けてるんで、うちらの世代以前の通説だった「書いて覚える」ができないらしいんですね。だから板書もノートじゃなくて、パソコンでもなくて、スマホでするとのこと。まぁうちもスマホのフリック入力の方が早いなーって思うこと時々あるけどね。

でもですよ。そうすると、もう数年したらそのうち職場に来る新人はキーボードの配列が分からないとか言う人が当たり前に入ってきそう。うちが昔職場で遭遇したスペースキーが分からないおばさんへの説明方法の苦悩(スペースキーはキーにspaceって書いてない)が再来してしまうんではないか。ぐおー

でも、そのうちUSB接続のスマホ画面状の周辺機器が発売されて、パソコンでもフリック入力できるキーボードとか使うひと出てきそう。それがバッテリー式の無線になったらその辺に詳しくないおじさま(おそらくうちら世代)が職場で「仕事中にスマホで遊んでんじゃねえよ」とか言っちゃって、んでその若手が「は?パソコンで文字入力してるだけなんですけど。そもそもスマホが遊ぶ機械っておっさんの常識で話しかけないでくれます?」とかいうやりとりが繰り広げられたり。

…というSF。
SFってこういうのじゃないっけ?