にとりメタモルフォーゼのウラバナシ2

書きたい気持ちを抑えられず2となりました。

タイトル

「いがいと」より前に作った本は表紙絵やタイトルが抽象的というか情報がないというか、手に取ろうと思ってもらえないものになっちゃってて、この辺りのチョイスには慎重だったりします。実際「いがいと」の時は納得いく程度にうまくいきまして、やっぱ大事だなぁと。タイトル効果じゃないかもだけど。

てことで最初は「あなたのせいだから、なんてね」なんて仮タイトルだったんですが、パスピエの歌詞のひとつなんですが、誰が何をするのか分からないのはよくないなと思って早々に「にとりメタモルフィス」になりました。おしゃれなタイトルは売れっ子になって作者買いしてもらえるようになったらにするわ。

ちなみにまだ微妙にタイトル違いますが、最初「そもそもメタモルフォーゼであってるのか??」と思って調べたらドイツ語で、英語的にはメタモルフィスだったからなんですが、正しくても馴染みがないとわからないかなと思ってメタモルフォーゼに直したのでした。まだ頒布できるか自信がなかった頃のTwitterの宣伝では「にとりメタモルフィス」になってたりします。こんなギリギリにタイトル替えたのか…。

背景

今回の話は人里と妖怪の山の境目にかかってる吊り橋が一つの舞台になってました。そこでの出来事が多かったので背景決定もちょっと細かめに作ってたりします。

例の橋。境橋って名前つけたの自分で忘れてた。

人里と妖怪のエリアを分けてる川で、境目としての機能が壊れてしまうといけないので、石積みの護岸が作られてます。妖怪の山側は元々の雑木林が生い茂り、人里側は雰囲気重視で柳の木が植えられました。橋の建造は、人の行き来はないはずだけど、万が一迷い込んできた人間を帰すための道、かつ逆に怖いもの知らずの人間を誘い込むために、妖怪が作った吊り橋という設定。橋をかけたのは河童で、石造りの立派な橋をかけるような組織力がないってのもあるけど、山側と行き来がしやすくなって人間が山側に定住するのも本意じゃないんで、簡易な吊り橋がかかってます。河川内の支柱が最小限なので豪雨で流される心配も少ない、みたいな。

そうなんです。こういう場所一つとっても、このレベルの必然性がほしいと思ってしまう。時々人物よりも背景描く方が好きなんじゃないかと思うことも。まぁでも背景はあんまりうまく描けたって思うことがないんで、描き始めたら人物描く方が好きです。

そういえば〇さわに「背景トレスでしょ」って言われました。完全に手描きだったんで嬉しかったです。今の日本に大きい石がこんなに少なく(=下流)護岸が低い(=都市化されていない)場所はない気がしててリアリティ出てるか少し不安だったんで、写真感が少しでも出てたならよかったです。

あと、劇中に何度か出てくるにとりの家も設定があります。

下の説明と手書き文字が違うのはご愛嬌ということで


こちらも色々語りたくてですね。あんまりアングルにこだわれなくて正面からしか描けなかったんでただのへたっぴな家にしか見えないんですが。
最初はただの廃墟の平家に住み着いただけだったんですね。その時の面影は左側に残しました。それからガレージが欲しくなり右側に天井の高いシャッターのガレージを増設。クレーンを付けたり、狭いながらもまあまあ本格的なガレージです。家にくっつけて作ってます。失敗作や拾ってきた鉄クズをガレージの中とか家の前に置いてたらスペースがなくなってしまったので、ガレージ2階の高さに合わせた物置を増築。今の形になりました。
ほんとは増築なんかしないで面積を広げるんだろうけど、あんまり無限に展開するのも違うかなーと。狭い所に住むのが好きそうだなーとか、あまり展開すると研究所感がでちゃうかなーとか。
ちなみによんちの過去作「ハロハロウィンウィン」で2人ががっかりするちゃぶ台、「いがいと」で椛が回覧板持ってくる玄関は踏襲しました。一応ね!

シール

にとりが拾ってきたシールを作る機械ですが、ダイモといいます。検索すると画像が色々出てくると思いますが、見たことありません? うちの職場だと更衣室のオンボロロッカーに備品管理番号みたいなのが貼ってありました。テプラが出る前はみんなこれだったんですかね。歴史のことはわかんないですが。

ほんとは本と一緒になんかしようと思ってダイモ一式を買ってたんですが、何しようか思いつかなかったのと、持ってき忘れたんで日の目を見ず。部屋の棚に分類ラベルを貼るという本来の使われ方をしてます。

田丸みの

にとりがテープで化けたのが田丸みのです。ほんとの最初は映画「カッパのクゥと夏休み」からクゥって名前にしてたんですが、なんとなく馴染まないような気がして今の名前に変えました。実は初版でクゥのままになってる誤植がありました。新装版では多分全部直ってるはず。
ちなみに田丸みのの名前の由来ですが、にとりオンリーが2回開催された福岡県のかっぱ伝説の地である田主丸と、近くのにある未納連山(みのうれんざん)から拝借しました。
ビジュアルですが、バレちゃいけないけど気づかれたさもある葛藤から、にとりのアンデンティティがところどころ残っているという設定です。服装はお祭りはっぴを羽織ってることにしてて、村人の服装に興味がなかったんで雑にそれっぽい服をチョイスしたという設定です。

印刷

初版は描き上がったのがイベント3日前だったので自家印刷でした。ページ数が多かったんで大変だったなぁ。
で、新装版の前にもう数部必要っぽかったのでまた自家印刷で出したのが第二版で、この時は本文用紙を藁半紙にしました。軽くてぱらぱらめくれて特殊紙っぽくてよかったんですがプリンタに合わなくて失敗したりかすれたりして大変でした。

そして新装版である第三版は印刷屋に刷ってもらいました。以前のブログで書いたとおり印刷屋を乗り換えまして、プリントウォークってとこにしました。その記事で書いたとおり印刷屋が近くて特殊紙や特殊印刷で遊べそうっていうチョイスです。ってことでいきなりオプションつけまくりました。

まずPP加工。前の印刷屋は地球環境に執着しすぎてて、行っても真っ暗だったりホチキス中綴じをお勧めしてきたりだったんですが、表紙PP加工もとても消極的でした。ちなみに消極的でも使えたのでは?と言われるとおっしゃる通りなんですが、質感重視の特殊紙を表紙に選ぶことが多かったのでPPを選べなかったって理由もありました。
こんどの印刷屋はその辺普通なのでPP加工全然OKだったのでやってみました。ツルツルテカテカしてていいですねー。色が綺麗に見えるし、印刷屋に刷ってもらったなーって思っちゃいますねぇ。
さらに今回のPP加工は模様付きのやつで、ホログラムっぽくキラキラ光るのです‼︎ だってにとりの変身願望を満たす漫画ですよ?変身っていったらキラキラでしょ(理由薄い)。
あと本文を黒でなく水色で印刷してもらいました! だってにとりだよ? 水色でしょ(理由薄い)。

…などとしたことで印刷費がかなり跳ね上がってしまいまいした。どっちのオプションも100部までは一律で、それ以上は上がり幅が詰まっていくんですが、認知度ほぼゼロの泡沫作家なのでそんな刷るわけなく、最初は30部のつもりだったんですが、一冊あたりの単価が900円とかになってしまいました。キリも数字も悪いので1000円にするとして、1000円じゃ買ってもらえないよなぁ、と。
みとから「1000円でも欲しがってくれる人はいる。買ってくれる人に買ってもらえればいいじゃないか」と言われたけど、過去に値段で売れないを経験したことがあるんで、そう割り切れず……。
てことで印刷部数増やしました。40部刷ったら700円で頒布できる価格になりました。

表紙

表紙は新装版で書き換えたので2種類あったりします。

スポイトで同じ色使って描いたはずなんだけどな。なんか色が違う。

新装版だからってこんな全然違う表紙にしなくても…
初版の表紙はトランプみたくしてみたところです。変身だしね。にとりが変身するんだぞっていうのを表紙で伝えたかったんです。タイトルと一緒で、表紙もあまり意味のない絵を描いちゃいけないって思ってそうしたんですが、改めて考えると中身を読まないとわからないオリキャラは意味のない絵だったなぁと。
ちなみに表紙に出しちゃったことで田丸みのの配色がここで決まったわけですが、最初はさとこい方式で補色を当ててピンクの帽子と茶髪で一回塗ったらびっくりするほど似合わなかったので髪と帽子の色を逆にしました。

話を戻しまして、新装版の表紙に必要な情報はにとりが出ることと変身することが第一。あと個人的に椛を表紙に描きたかったので同じぐらい登場する慧音もちょっと出すのが第二。さんしがなくてごにオリキャラって感じで配置しました。てことでニンニン。自分で言うとアレだけどいい表紙だよね。うむ。

あと題字は、初版の方は「人物に被ることを恐れないで題字を配置してみよう」と思って入れました。太めのゴシックは、考えて選んだというよりはどれがいいのかよくわかんなくなっちゃって無難なゴシックって感じのチョイスでした。思えばこの時点でだめな表紙だと思いながら作業してたんだろうなぁ。

新装版もいろいろ考えたんですが、テープで変身って雰囲気を取り込めないかなと思って、最終的に手書きで作ることにしました。
ピンとくるフォントが見つからず、「こういうのがほしいんだよなー」って書き出したイメージが悪くなかったので、手直ししながらそのまま題字になっちゃったって感じでした。
文字の配色はダイモテープの基本色にししました。黄色が薄すぎたんで少し色変えてますが。
下のアルファベットはCGですがダイモテープの印刷を再現してみてます。
ちなみに背景の長方形のつぶつぶもテープ編をイメージしてます。こっちはPhotoshopのランダム色ブラシで塗ったのでなにかに忠実な色というわけではないです。
あと裏表紙は本のあらすじをつけてみました。ジャンプの単行本の背表紙に付いてる数行のあらすじ文みたいなことがしたかったんです。できてたかな?

発注直後のいろいろ

本の中身的にはこんなもんなんですが、ここからがまた色々ありまして。
新装版完成直前まで気付いてなかったんですが、この本奇数ページだったんですね。そうだっけ?と思って初版を読み返すとあとがきと奥付が表3に入っていて確かに奇数だった。
1ページ余らすのもダサいなぁと思って本文に表紙を挟むことにして一旦解決。ちなみに寺子屋に転入する前に挟んでました。
その後、印刷屋に納品できるデータに出力してる時に初めてうちんちのプリンタサイズで原稿を作ってることに気づくという。このままだと左右にダサい余白がついてしまう。って事で全ページ修正。まぁ塗りたししてるページがあまりなかったんで被害は少なかったですが全ページ書き出ししなおしは面倒でした。

こんどこそ注文だー! と思ったら、注文時になにを勘違いしたか2ページ少なく注文しちゃって、それに気づかずお金まで払ってしまった。なにを勘違いしたのかというと表2と表3を数え忘れたっていうケアミスでした。しばらくイベント出なかったから忘れてたね。
締め切りまで数日あったんで言えばどうにかなったんでしょうけど、追加の支払いがーとかシステムの再登録がーとか…あるのか知らないけど、はじめて使う印刷屋でそういうことでばたばたするのも面倒だなーと思って2ページ減らすことに。
1ページは偶数化するために挟んだ表紙を削ればいいとして──また書き出し直しだったけどいいとして、あと1ページはどうする…。うーん
ってことで仕方なく本編の最後のページとあとがき・奥付ページを合体させてしまいました。本編の最後のページにはごちゃごちゃした情報入れたくなかったんだよなぁ。しかもあとがきスペースも減っちゃったので色々書いたのに削らないといない。

で、入稿はとりあえずできたんですが、仕事中に電話がかかってきて表紙の塗り足しが足りなくてリテイクが入ったり。一晩作業してこんどこそ完成、と。

などということがあって出来上がりました。漫画の内容に関係ない部分と見せかけて事務量が多かった&やり直しが多かったんでかなりしんどかったでした。すべて自分のせいなんだけどね。

たしかもう言いたいことはないはず!!

多分ね! っていうか2つ目もこんなにたくさん書いたらもうさすがにないだろ。…でもなんか思い出したら多分加筆します。

あとがきにも書いたとおり長編を描きたいと言い続けて10年以上経ってやっと描けました。ちなみに描きたいと当初言っていた作品はもちろんこれではなく、オチの付け方がわからなくなって放置されてます。最初数ページが鉛筆でもう書き上がってるんで仕上げたさもなくはないけど…優先順位低めかなぁ。
それとは別に今魔理沙中心の長編のプロットを作ってて多分30ページぐらいになると思います。これも多分2,3年かかると思うけど、世に出したいんでまたよろしくね!!

にとりメタモルフォーゼのウラバナシ1

かなり間が開きましたが、この間の例大祭19はいろいろありがとうございました。コロナ禍でもイベントはそれなり参加してたんですが、今回の来場者は以前のそれに近くなんとなく懐かしい感じでしたねぇ。

そして以前から暖めてた漫画「にとりメタモルフォーゼ」がついに完成し、手に取られもらわれていきまして、そこんとこもどうもありがとうございました。てことで、最近やってなかったですが書き上がるまでの色々を書いていこうかと。

長かった

このにとりメタモルフォーゼですが作品のボリュームがすごかったんですよね。ページ数は40pで、次点「いがいと」のページ数をダブルスコア級に更新してます。みとに「もうお前は独り立ちしたんだ。俺の本に寄稿なんかしてないで自分で本出せ」と祝福されました。たまには一緒に描かせてな。

あと完成までの期間も長かったでした。後述ですが初版の未完成版(とは当時言ってなかった)が2019年10月に完成。この時点で既に1年半前っていう。この期間はコロナのせいですがね。

さらに書き始めで言えば、1ページ目のデータの作成日が2016年9月とのことで、5年半前という…うぉ…。しかもうちの場合、シナリオが全て固まらないと絵を描き始められないのでさらに前から作成してたわけです。どんだけ長丁場だったんだと。
ただ、最初はそのうち機会があったらぐらいの感覚で描いていたようで2016年中には8ページ、2017年にはなにもせず、2018年には11ページまでぐらいしか描いてませんでした。これは自分でも忘れてた。
で、2019年には比較的のんびりした職場に異動しまして、みとがイベント申し込んだけど出すものないみたいなことを言っていて「じゃあこれを仕上げるか」と描き始めたのが2019年6月なんだそうです(←忘れてる)。そこから3ヶ月強で38ページ突っ走ったわけですね。
足掛け5年の本だと3ヶ月って短い感じですが、3分の2を休まず描き続けたわけなので果てしなく長い日々でした。

ちなみに、間に合わなそうな時は自分用に作業工程表を作ったりするんですが、初版の時イベント1ヶ月前にそれを感じたようで作成していました。青が最初立てた予定。赤が実際の進捗です。

出来が均質になるように、下書きを全て終わらすまではペン入れしないようにしてたんですね。飲みに行ったりつい寝ちゃったりしてる日もあるけどほぼ毎日描いてたんだなぁ。
この表で自分にムチを入れるの、うちの場合結構向いてるなーと思ってまして「後ろを見通したらこれ以上ペン入れしてられない!」「印刷を逆算するとトーン貼れない!」「とりあえずセリフ入れないと漫画にならないからセリフからやるぞ」みたいなのは残日数を数えてるだけではできなかったと思います。これおすすめだよ。みんなも使ってみてね。

てことで。初版はトーンを貼れてなかったのです。
38ページ分のペン入れ2週間半はやっぱり無理だった。最初から無理だとは思ってたけど逆算するとそれだけしか確保できなかったから…。
とはいえ3週間でペン入れを済ませ3日分の遅れをトーン貼らないことで間に合わせるしかなく、やむを得ず真っ白で印刷した感じです。
まぁイベントに本を出すのが大前提なので正解といえば正解だったんだろうなーと思います。

線が太い

今回、ページ数がとっても多くペン入れだけとっても苦労するのが予見されてたので、あまり細かいところを気にしないで描けるよう線を太くしました。もともと繊細な線を引くことを諦め少し太めの線に切り替えてた時期だったっていうのもありますが、細かい書き込みができない→ちょっとアバウトでも平気→一つの絵に固着せずどんどん次の絵を描けるようにという狙いもありました。
ちなみに先の太さを探るために先行で描いたにとりがこちら。

この絵はデータの変更日が2016年9月になってました。描き始めたのと同時期ですね。
これぐらいじゃないと書き込みたくなっちゃうってのもあるんで妥協点の探しやすさ的にはちょうどよかったんでこんな感じで行こうってことにしました。

本が出来上がって知り合いに見せたら「ここまで線を太くする勇気はないなー」と言われました。うちも太いなーと思ったけど、この太さじゃないと完成しなかったかもしれないんでまぁいいかなーなんて。

ストーリー

ストーリーはあとがきにも書きましたが東方鈴奈庵のとあるストーリーを改めて解釈して膨らませてみた感じです。一つ前の本「いがいと」も同じ方法で考えたストーリーですね。

ちなみに「いがいと」は2018年6月に発行した本ですが、ストーリーに関しては「にとりメタモルフォーゼ」の方が先に完成してたりします。「いがいと」は小鈴オンリーに出るって話が決まってから作り始めた作品で、2018年上半期はこちらにリソースを割いてたので、にとりメタモルフォーゼが進捗してなかったっていう。

話を戻しまして。
鈴奈庵のストーリーにかすめなくてもにとモルは成立するんですが、それでも鈴奈庵準拠にしたのは、あの背後でこんな事が同時に起きてたら面白くね?と思ったってのが表向きの理由。
あの教室で慧音が先生をしてる描写はあるけど霊夢達と会話をしてるシーンがないんですよね。どちらかというと妖怪側である慧音が妖怪が紛れ込んだ教室で普段どおり授業を続けるなか何を思っていたかを考える余地が残されていたのでこういった展開をしてみました。

メタい理由としては、生産力が低いのでページ数を増やしたくなかったため、すでにある程度の人が読んでるであろう商業作品に省いた部分とか説明が足りなかったところを補ってもらおうと思っていたのも一つあります。
鈴奈庵をどれだけの人が読んでるかってのはあまり考えてなかったですけど、読んでる人なら事件の最中も子どもたちは結構平気そうにしてた様を知ってる。うちの作品では描かなかったけど、みの(にとり)が気にするほど子どもたちは事件のことを気にしてないってことが伝わるかなーと。

ただ、気づいたらモブキャラ比率がすごく高くてちょっとなーと思いながら描いてました。
これ東方でやる意味ある?と言われたら、「にとりでやる意味があるから東方でやる意味はある」と言い切れるつもりだけど、うち自身モブキャラが多い作品があまり好きじゃなかったんで描いてる最中はちょいちょい葛藤ありました。
いやだって東方キャラ全然出ないページ結構あるんですよ。これでいいのかなぁ…東方でもなんでもないのでは…とか結構思ってた。でもストーリーも最後まで作ってコマも最後まで割ってあるんだし描かないともったいないなと切り替えて書ききりました。
ちなみにモブキャラたちはオリジナルではなく鈴奈庵のモブで描きました。てことで、の謎のモブキャラたちも一応東方二次創作と言えなくもない…いや言えないか。
まぁなんにせよ、次があったらオリキャラは最小限にしようと思います。

全体の進行とかペース配分

漫画を書き始めるにあたって、うちの場合セリフを書き出して1コマに描きたいセリフを一行にしたテキストを作ってます。今回だとこんな感じで。

040 椛「私が見える範囲だけかもだけど、ここ最近は妖怪の動きが活発になってきてる。各々がどういう目的で動いてるかはわからないけどね」
041 に「私はただ人間と…」椛「べつに疑ってるわけじゃ無いんだけどさ」

40コマ目、41コマ目にこのセリフにしたい、と。この後コマを起こす際に文字が多いなとか、このコマはページめくった後にしたいなとか考えて微調整が入り、実際上のセリフは42,43コマ目になってます。
で、全部で165コマまでありました。多すぎ!!

これでも削った方なんです。テキスト段階では、慧音との会話はもっと細かくされてたし、鈴奈庵に出てきた偽魔理沙と会話するシーンとかも考えてたし、にとりが登校拒否になる部分も寺子屋視点でしっかり描こうとしてたし、にとり=みのだと発覚するシーンはもっっと丁寧に描くはずだった。全部書いてたら50ページ超えてただろうなぁ。
いろいろカットしましたが各々の心情を丁寧に書きたかったんで、そこをおろそかにしないよう残す部分は残してああなりました。
ちなみにカットシーンとは別に没シーンとして、真犯人が見つかってからにとりが転校するストーリーとか、吊橋で会ってちょっと会話しただけでにとり=みのとバレてしまうストーリーとか、現エンディング後実際遊びに来るストーリーとかも考えてました。どちらも登場人物の行動や物語が不自然だったりして書きづらかったんで没にした感じです。タラレバ的には面白いかもだけど今のストーリーに落ち着けてよかった、と今読み返してみて安心してしまいました。

そんなことよりなにより最後のあたりの展開、さわやかに描けてると思いません?
ほんとはあとがきに描くつもりだったんですが、あれTAGRO氏の漫画「マフィアとルアー」に完全に影響されてます。ていうかほぼ一緒です。
なんていうかね、マフィアとルアー絶対読んでほしい。TAGRO氏、有名なのだと変ゼミの作者さんなんですが、マフィアとルアーはそれより前に一話完結で雑誌に載ったりした漫画を集めた本なんですね。今は電子書籍でも売られてます。でマフィアとルアーはその本に入ってる作品の一つ。
どこの電書でもいいんだけどDLsiteのリンク貼っときますね。
この方、場面転換とか物語の進め方が巧くて、特に漫画じゃないとできない表現、動く絵じゃできない表現を突き詰めてると思うんだ。動かない紙面でこれほど絵の動きとか感情の揺れを表現できるのか!と高校生だか大学生の頃驚いた記憶があります。
で、マフィアとルアー。裏切られた過去の回想と、鬱屈とした感情のままふらふらとたびに出た現在を同時に進行させつつ、過去は深夜から明け方、現在は朝から夕方に時間が進んでいき、旅先の出会いによって過去を割り切るシーンがとっても爽やかで、大きいコマで夕方の広い空が描かれるんです。さわやかだなぁ。気持ちいいなぁ。こんな漫画描きたいなぁ。──ってことで描きました。

ウラバナシ長すぎ!! でも書きたいことまだあるんで後編に続くってことで今回はおしまい!!

いがいと

例大祭レポブログを3ヶ月かけて書いたところで、次はさらに昔の去年7月に松阪のイベントで頒布した本の色々をいろいろと。
ほんとは去年の松阪のイベント直後に書きたかったんですが、プチオンリーで頒布しただけでブログでメタい話を書くのもなーと思って、東京頒布を待ってから書こうと思ってたわけです。よーし頑張って思い出しながら書くぞー。

きっかけ

2016年2017年辺りはすばらしき青空の会3人とも執筆意欲が低空飛行気味だったんですが、松阪のイベントにパリさんと行くことが決まったぐらいから、サークル内での執筆意識がやたらに向上してたこともあり、うちも久しぶりに単独で本をだすかーってことになりました。
ちなみにこの本が3作目だったんですが、1,2作目の本はなかなか手にとってもらえない、買ってもらえないでして「これは根本的な所が間違ってる。本を出すことばかりに囚われずに手にとってもらえない理由を見つけなくては」と思って以来なので、ちょっと間が開いていて数年ぶりの本だったりします。

構想とか

ちょうどその頃暖めてたにとりと小鈴の長編があったんでそれを…と思ってたんだけど、あまりのボリュームに完成の目処がたたなすぎて4月に断念&転換。あまり長くならないいつもどおりの感じの日常モノっぽい内容に方向転換し、あの内容になったのです。
東方鈴奈庵のアナザーストーリーっぽさを割と前面に押し出してましたが、ちなみに断念した話も鈴奈庵のアナザーストーリーでして、むしろいがいとは鈴奈庵の話から膨らますっていう先入観を持ったまま描いてたんだな、と。
それにしても描きたい長編がどんどん貯まってくこの感じ。うーん。いやまぁ描けばいいって話なんですけどね。

表紙!! (よんちのパーフェクトひょうしレイアウトきょうしつ)

表紙ですよ! 表紙!
今回の本はちょいちょい新しいことをしてみてたんですが、この本の中で表紙が一番こだわって描きました。
先述のとおり、今までうちが描いた本は手に取られづらい表紙だったんですね。おそらく。
どれもそんなテキトーに描いたつもりはないのに…と当時は思ったんだけど、そんなさなか足を運んだいつだかの例大祭で気付いた。その会場内には5000のサークルがいて、来場者のだいたいはその日の5時間を、まず並んで買えるかどうかも分からない大御所にいくつも並んで、顔見知りの中小のサークルに寄るにしてもそういくつも回れるわけはなくて、そんな人たちが目的地への道すがら目に入った本を買うかどうかというとかなり難しい。そう買い手の心理を完全に忘れてた。
うちの場合固定客はおそらくいないので、どうしたら通りすがりさんの目にとまるかを考える必要があった。

てことで唐突に始まるパーフェクトきょうしつ!
パーフェクトきょうしつシリーズとは、元ネタのIOSYSのあれの如く、言ってる本人のドヤ顔に反して全然パーフェクトじゃないメソッドとか勝てない必勝法みたいなのをだらだら書くシリーズだよ。ちなみにシリーズって言うほどないよ。

[1]周辺視野状態でそこに本があることが認知できるか。
テーブルシートと同じ色だと本があることに気付けない。ごちゃごちゃした表紙はじっくり見れば色んな情報が分かっていいかもだけど、通りがかりさんにはそこまで見てもらえずスルーされる。
なのでレイアウト、背景の描き込み具合、全体のまとまりは作業の要所要所で確認しながら描くといいです。
できたら印刷してイベントで使うテーブルシートの上に置いて1mぐらい離れて見てみる。自分の本とマットとの境目がよく分かんなかったり自分の本の存在に気付けないようだと危ないかも。目が悪い人は裸眼で見てみるといいかもです。

[2]どんな絵を描く人の本なのかがすぐわかるか。
絵の好みが合う人に見逃されたらもったいないので、自分の渾身の出来レベルの絵を表紙にしましょう。
ほらセル画時代のアニメだってOPとEDはめっちゃ丁寧に書き込まれてるけど本編はカクカクだったりするじゃないですか。毎週の中身はスケジュールとか予算に追われちゃうんであまり丁寧に描けないけど、毎週使うOPとかEDはそのアニメの看板だし丁寧な絵でしかもぬるぬる動くってことだったそうです。渾身さを押し出すあまり自分の絵から離れちゃうと嘘になるんでだめだけど、絵で本を買ってく人って多い気がするんで重要だと思います。
あとレイアウトにこだわるあまりBadAppleよろしくシルエット絵にしちゃうとか、口元だけをアップにした絵とかってのは、デザイン的には面白いし中身にリンクしてたりすると感心しちゃったりもするんだけど、それは常連さんがたくさんいたり表紙とは違う絵のポスターとかを貼りだすならともかく、本だけで勝負をする時はおすすめできません。

[3]素人っぽさがないか。未完成さがないか。
ボールペンで適当に描いて消しゴムかけてないコピー本とか、虹色でRかかってるワードアートみたいなタイトルだったりとかすると、ものすごく不安になっちゃって気になっても近づきづらいと思うことがあります。ボールペンで描くことはいけなくないんだけどね。ツールにこだわれってわけじゃないんですが、通りがかりさんの中に未完成な本だと認知されちゃうと、サークル数が多い都心のイベントだと敬遠されると思います。
迷い線はちゃんと消す、色はひととおり塗る、できたら活字にも気を遣う、その辺を及第点付近までやって、通りがかりさんの興味を遠ざけないようにできるといいです。

などなど、うちが今までイベントでふらつきながら「これは目にとまった、本欲しくなっちゃうなー」とか「多分いい絵なのに目立たなくてもったいない」て思ったポイントをまとめてみました。
もちろん、それなりに常連さんがいたり事前にTwitterとかで中身のサンプルを広く見てもらえれば表紙なんて関係ないんだけどね。逆にあえて通りがかりさんに立ち止まってもらわなくてもそれなりの部数が出るサークルなら、むしろ細かく描き込まれた表紙の方が豪勢さとかお得感につながったりよく見ないと気付かない新たな発見を埋め込めるだろうし、「靴と素足だけ」とか「石畳に写った誰かの影だけ」みたいなどんな絵だか一切うかがい知れない表紙でもオシャレ!って言いながら売れてくでしょう。なので話半分にね。

さて脱線しましたが、うちはもちろん常連なんて多分いない弱小未満の作家なので、以上の内容を意識した表紙にしました。登場する人物が全員出てくる。ごちゃごちゃしてない。色塗りにテクスチャをプラスしちょっとデザインチックに見えるようにした(実はこの効果は副産物でこれについては後述)。イベント当日では、割と真っ先に手にとってもらえてて嬉しかったです。

中身

ストーリーの着想は上で書いたとおりですね。いつもどおりの思いつき。
最初のページ構成時点で2ページ間違えちゃってたんで、なんとかあと2ページ増やさないといけないってことに原稿作業のかなり終盤に気付いたんですが、没にした1本を復活させ、1本を急こしらえで作ってどうにかさせました。
ちなみに復活させたほうの漫画のオチはちゃんとみんなに分かってもらえたのか心配なんですがどうでしょう。心配ついでにばらしちゃうと、小鈴が食べたのは尻小玉だったのです。分かりました?

あとできあがった本を設定とか原作考証にこだわりがある知り合いに見せたら、にとりがきゅうりの本の印刷を頼んだ後の話だから、小鈴に対するにとりの初々しい反応がおかしい、人間好き設定を推してくなら尚更矛盾が。とのことでした。まー描いてる最中に気付いちゃってたんですがね。本を出すと決めたイベントに本を出さないわけにいかないし気にしないことにするしかなかったってのが実際の話でした。今度から気を付けます。

作画については、メディバンペイントで線引いてトーン貼って、イラレで吹き出しと活字作って、フォトショで結合させて書き出しっていう最近の定石でしたが、今回はメインキャラに縁取り線を付けてみました。
同人始めたての頃、今ネットにある作品だと三寒四温秋雨最前線の頃に試行錯誤でやってた線の強弱をアナログにかけた絵が今でも気に入ってて、ただ作画に時間がかかりすぎるんで、それ以降にこの描き方で仕上げたことはなかったんですね。ただやっぱり線の抑揚の無さをなんとかしたいと思ってたんで、ただの縁取り線を描く方法で復活させてみました。上で挙げた作品とは似つかない出来ですが、選択範囲の拡張→塗りつぶしでできるので手間は圧倒的に少ないです。なので労力からしたらこんなもんかな、と。
見た目の雰囲気は自分でもかなり好きな加工なので今後もしていきたいですねー。といってアキラ合同では時間がなく省いてしまいましたがね。

あとトーン。特徴ある柄トーンを使ってみました。線が全て引き終わってから表紙を仕上げてその後にトーン貼りを始めたんですが、表紙の時点で進行がかなり遅れてて、着色で細かい陰影をつける手間を省くため柄トーンで塗ったのが始まりだったりします。
密かな狙いどおりオシャレな雰囲気を多少かもせたし、中身のモノクロページも同じ柄を使ったのでトーンに悩まなくてすんだし、影付けもしなくてすんだけど、中身については柄トーンの方が手間が多かったので時短効果はほぼなかったでした。
ちなみに印刷はいつものプリンテックでした。紙を色々と企みたかったんですが時間の都合であまり冒険せず、中身は文庫本の黄色い紙、表紙はちょっとラメの入った紙にしました。印刷した部分はラメが負けちゃったんでいまいち期待した効果は上がりませんでした。
あとLifeis…の時はオフセット印刷でしたが、今回はオンデマンド印刷にしました。安かったですし。

といった感じの本でしたねー。 去年7月の鈴奈幻想絵巻と今年5月の例大祭で出しましたが、おかげさまでこれまでとは比べものにならない部数を頒布できました。まだもうちょい在庫あるんで見かけた際はよろしくです。

ちなみに上で書いた没にした長すぎる話は、間に合わない気もするけど秋季例大祭目標で鋭意制作中です。なんか40ページぐらいになりそうなんですが、まだ下書きが15ページぐらい残ってて、表紙も中身もなにもできていないっていう状態で残り5週間は諦めた方がいいのでは?と思わなくもないけどね。
とはいえ、後で否定するのが面倒だから不確定な情報は出さないタイプのよんちさんがこのタイミングでこんなこと言うわけだから、それなりに本気で作業してます。続報をご期待くださいなー。

10月に京都に行って頒布してきた

はい。引き続き11月の京都の話題です。もう4月ですが。ががが。
今回のよんち印刷はもしかしたらみとの原稿があるかもしれない?みたいな感じだったけど、結局うちでの印刷は有りませんでした。てことで本の印刷は1つもなしで、穏やかなイベント前でした。
ただ、前回のエンジニアワルツでおくすり手帳を頒布して、気をよくしたうちが手を出したグッズ第二弾、それはスタンプ!
使い道のないグッズはなんかなーって考えが昔からあって、やっぱ作るならさりげなく普段使い出来るようなグッズがいいよねって思ってたんですね。

それとはまた別の話ですが、うちの職場、電話を受けた時とかの伝言メモをコピーして作ってたんですね。でも1回見たら捨てるだけの紙をコピーして作るのもなんか無闇に金をかけてるようで嫌だなぁと。
かと言って市販の伝言メモスタンプも、デザインが好きじゃないし、個人的に必要だと思う項目が足りない。
伝言メモ スタンプ のgoogle画像検索
その辺りをもやもやしてたら、自分でスタンプを作れるサイトってのを見つけたり。しかも工場に発注とかじゃ無くて自分で作ることが出来る機械ってのがいい。しかもあんまり単価も高くない。いいなぁ…!とか思いながら使用例のページを見てたら…。

個人情報保護スタンプ! そんなのを自作する手があるのか!
ここから東方キャラ名で作るという発想にそう時間はかかりませんでした。しかもアピールもさりげなくて、こんなのを使ってるんだぞ欲も満たされそう。職場用の伝言メモのスタンプも作ったけど、熱はこっちの方が圧倒的に入ってましたねぇ。
出来上がるまでにみんなの名前を納めていった手間とか語りだしたら色々あるんだけど、語っても仕方ないところですし省略。てことで出来上がった版面はサークルサイトにあるんでよかったら見てみてくださいな。
さらにせっかくのグッズなのでパッケージにもこだわりたい!ってことで、近くの梱包用品店でいいサイズのボール紙の箱を。あと職場で誰も使ってないノーカットシール紙を数枚拝借
てことでこんな感じになりました。

出来上がったんで、イベントに出すにあたり頒布価格を決定するわけですが、これまでに以下の原価がかかってるわけです。
・スタンプキット1317円
・補充用インク430円
・梱包の箱40円
・箱貼り用シール0円
・緩衝材のプチプチ0円(家にあったもの)
→合計1787円
インクは入れようか迷ったんだけど、自分で試しに使ってみてたやつが意外とすぐにインクが無くなったんで、これは補充用インク無しで使い捨て扱いされたら高すぎるなと想像し付けることにしました。
細かい会計にして材料費を下回らない価格にすれば1800円だけど、きりが悪いんで頒布価格は2000円にしました。で他にも本とか買ってくれた人は全部無料にしたりして割高感をいくらか抑制。
ただ、聞こえこそしなかったものの高いなぁって雰囲気はぷんぷんしてたんですよね。こう言うのっておそらくみんな、なんとなく目にとまったものに対して、ほぼ同時に漠然とした価格帯が脳裏に浮かんでると思うんですよね。本なら500円ぐらいかなーとか、コピー本だから300円が限度だよなぁとか。原価が原価とはいえ、このスタンプが目にとまった人の頭の中に2000円がちょうどいい価格帯って人はいなかったんだろうなぁ。
という反省からおわかりかもですが、イベントでは鳴かず飛ばずでした。イベント中にお客さんのリアクションから察するにやっぱり価格かなぁ、と。そうはいわれてもこれを500円で頒布することは出来ない辺り、グッズとしては成立しないものだったのかなぁと感じてます。
まだ在庫有るので、近々東京のイベントでも並べてみてリアクションの違いでも測ってみようと思います。

てことで京都のネタはここまで。記事分けたけどそれほど長くならなかったなー
一応、こんなグッズはどうだろう??っていうアイデアは1つあるので、また9月のエンジニアワルツにでも持っていきたいなーと思ってます。スタンプより前からあったアイデアですが、ちゃんとイラスト中心のものですので結果的に反省は生きるかもです。

サード京都 2

前回に引き続き、京都のエンジニアワルツ第三回目の話題を。今回は頒布物の話題を。

ちなみに今回の頒布物は、
・『気づいた』…○さわの漫画本。だいたい20ページ。よんち印刷。
・『にとりきりの理想郷5のプレビュー版』…みとの無料ペーパー。1枚片面。コンビニコピー。
・『にとりのおくすり手帳』…よんちのイラスト集的なおくすり手帳。24ページ。よんち印刷。
・既刊(にとりきりの理想郷2,3,4)
でした。2スペースの机の幅は埋まる程度に色々ありましたねー。

で、今回の新刊と既刊のにとりきりの理想郷4は、この度うちで印刷したものです。結構がしがし印刷出来ました。やったね。
ただ当初の予定だとにとりきりの理想郷5も印刷の予定が入ってたんで、スケジュールが結構タイトだったりしてました。
で、とりあえず○さわの原稿の入稿締切を直前の金曜の夜まで、みとの原稿の入稿締切を土曜の夕方までで組んでました。

気づいた

てことでまず○さわセンセの本より。
誘ってみたら今回は描く気になったって事だったので描いてもらいました。20ページのストーリーモノ。さすが仕事が早い○さわセンセ。他の人の原稿に比べて締切が早かったのに平気であげてくれました。
よんち印刷は早めに1枚だけ原稿をもらって、それで直す点とか頼みつつ締切を決める仕組みにしてるんだけど、今回の○さわセンセの原稿は、裁ち切りのことをあんまり考えてないけど、用紙外に開いたコマとか、変形のコマが多く、表紙の構図も余白無しで刷ってこその迫力はそのまま伝えたいなぁと思ったので、A4印刷→断ち切り→B5本の行程で印刷することにしました。そのせいで締切が早まったところもあるんですがね。

なかに1ページ白いページがあったんですが、そこは実際印刷してないので印刷費にカウントしませんでした。真っ黒ベタより気楽でいいんで真っ白ページどんどんきて平気です! 印刷サイドの話でね。
ただページ数が本編20ページ、後書きが1ページっていう問題。最初は表3(裏表紙の内側面)に印刷しちゃおうかなって思ったんだけど、後書きが本編と横並べにしづらい感じだったんすね。結局悩んで1枚紙を足しちゃいました。ホッチキス平綴じ本なんで2の倍数で行けるから大した問題じゃないけどね。
てことで刷り上がったんですが、途中でなくなっちゃったから買った表紙用紙が前買った時の倍ぐらいの値段に跳ね上がってて激おこっすよ。違和感がありながらヨドバシでさっと買って来ちゃったんだけど、Amazonとか他の店はヨドバシほど値上がりしてないところを見るとやらかしちゃったくさいです…。よんち印刷のアドバンテージがぁぁ…。

あ、そういえばプリンタのドライバを変えたら発色が良くなりまして、今回の本はその新しい発色でカラー印刷してます。と言うのも、Windowsのドライバから印刷したんでして。
そもそもうちはMacを使ってるんで自ずとMac用のドライバで印刷をするわけですが、Macのはプロ向けでカラーマネジメントの仕方次第でどんな出力も出来るってやつしかなくて、いまいち使いこなせてなかったんですね。
ただ家族の要望等々でプリンタをLAN接続しまして、そのテスト印刷でwindowsから印刷したらなんだか色が鮮やか。なんでかと思ったらwindowsのドライバは、そのプロ向けのの他に一般向けのもあって、一般向けのやつがなんの手間なく鮮やかな出力ができるって事に気付いたんですね。この間。買ってから5年目にして。はひぃ。

にとりのおくすり手帳

はい。うちの本です。ちなみにこの記事を読んでそうな人は多分誰も手元にないだろうという。いいんです自分用の備忘録だから。でももし何かの機会で手に入れたらこの記事を思い出してくれると幸いなり。

イベント前の記事でも書いてますがほんとにおくすり手帳として使えるはずです。もちろん実証はしてないです。本職の人への確認なんかもしてないです。見る感じ認証マークがないとダメとか、なんとか協会にお金を納めたメーカーのじゃないと使えないとか、法律の規定とかも無さそうだったので勝手に作っちゃいました。
もともとおくすり手帳を作れば良いって結論は1年以上前から到達してたんですね。
一人で本を出したいなぁと思いながら自分だけじゃ1冊分のマンガは描けないだろうと。遅筆なので。
ただイラスト集なんて出すほど絵で勝負出来る腕なんて持ち合わせてない。周りからグッズを出せば良いと勧められたりするけど、実用性のないグッズってあんまり好きじゃないんですよね。なんていうか、コップとか使うシーンがないし使ううちに印刷が薄くなってくるし、ポスターみたいな大判で映える絵じゃないし、缶バッチとか使い道が思い浮かばないものもちょっと。なにしろその辺のグッズは個人的におもしろみに欠けると思ってる面もあり。あとプリンタ持ってるから、家で印刷出来るグッズにすると、切ない在庫を抱えなくていい安心感が。
って問題を整理すると、誰も手を出して無さそうだけど実用性のあるグッズっぽい冊子になったわけです。
それならノートとかでもいいじゃんって考えもありましょうが、グッズって多かれ少なかれ「使えるもんなら使ってみろよ!」ってところあるじゃないですか。かーちゃんタオル洗ってくれるのは良いけど表に干さないでくれよ…とか、宅配便の品名欄に1字一句漏らさず商品名が書かれて受け取りの時に恥ずかしい思いをするフィギュアの伝票とか、ひと時代昔のコミケ企業スペースの袋とか。どうせ作るならそういうラインに食い込むようなグッズにしたい!って思ったので、おくすり手帳になりました!

結果的にはそのもくろみは当たったみたいで、イベント当日は「えっそういうタイトルの漫画じゃなくてほんとに使えるんすか!」みたいな事は何度も言われましたし、言われる度に「機能は満たしてるはずなので、あとは使う人次第ですね!」とか返事してました。負けたっ…!って顔をして買っていってくれる人が思ったより多かったのは安心したなぁ。
ちなみに同人誌即売会でおくすり手帳を売る試みは既に先駆者がいるみたいです。もっともこちらの本は割と本職の方が思う実用性を盛り込んで作られた本らしいんで、うちのより全然まじめなコンセプトのよう。時間と機会があったら実際の冊子を見てみたいなーと思ってたんだけど通販してないみたいなので手に入れられませんでした。

内容については、今までの読んで楽しむだけの本と違い、使い方によっては人命を左右しかねない本なので、それなりにリサーチしました。十数社のおくすり手帳を見比べて標準的と思われる項目は満たしてるはずです。
あと上記のような特殊な本なので、はじめて『本冊子についてのご意見ご要望等を原作者様にすることがないようにお願いいたします。』なんて書きました。原作者に意見なんて言われちゃほんとに困るからね。
中身は一般的な手帳パートと、おくすり手帳の意義を説く漫画解説ページの二部構成にしてみました。いやただ挿絵がにとりなだけの手帳じゃ難易度が上がらないかなーと思って。
漫画は、以前から描いてみたかった即売会の注意漫画みたいな感じで4P書いてみました。ちなみに初めてCloudAlpacaでトーンを張った漫画です。はじめてPhotoshopを使わずに漫画を描いたけど…、トーン貼りの方法が合わなくてなぁ。
(1)投げ縄ツールでトーンを張りたい場所を大雑把に囲う
(2)トーンを選びOKを押すとキャンパスにトーンが張られる(=塗りつぶされる)
(3)選択範囲内を消しゴムとか使って、余計なトーンを削っていく
結局トーンのテクスチャが揃ってるだけで方法はPhotoshopと同じ。これってクリスタとかもこういう方法なのかなぁ。この方法だと後でトーンを塗り足したい時とか、違うトーンに切り替えたい時とかに不便なので、結局Photoshopでよくやっていた方法でやってました。
(1)トーンを張りたい場所を選択し真っ白に塗りつぶす
(2)別レイヤーの全て選択し一面をトーンで塗りつぶす
(3)(1)のレイヤーの上に(2)のレイヤーを配置してクリッピングマスクの関係にする
でやりました。ブラシでなぞれば書き足し出来るし、にとりの髪はもうちょっと薄いトーンで!って思ったらトーンレイヤーをまた塗りつぶすだけでいい。
何言ってるか伝わる自信がないのでpsdでアップしますね。こういう方法ですー。
塗り方はまぁいいとしても、砂トーンがグレイスケールだったりして、いまいち印刷屋に入稿する原稿に向かないんじゃないかなぁと今のところ懐疑的ですが、次の原稿までの時間もないことだししばらくはクラパカ使い続けそうな感じです。よろしくクラパカ。
ちなみに何故漫画パートだけ白黒なのかというと、そもそも最初は中身を単色コピーとしようと思ってたからなんですね。オレンジ色にしたら明るい色過ぎて見づらかったため、黒い線の縁にオレンジ色をまとうかたちにしたからなのでした。クラパカのトーンを使ってみるっていう目的があったので疑似二色刷みたいな事もせず単色の漫画になったという。
自分の本として表紙に取り組むのが3回目だったんですが、今回はこれまでの本で失敗だったかな?と思ったところを組み込んで作ってみました。あとタイトルロゴもまあまあ手をかけて作ったんでサイト更新の時に載せたい模様。──ていうかサイト更新したいんだけどもう年末までそんな余裕無さそうだなぁ…。

おくすり手帳と言えばサイズはA6と相場が決まってるようなので、A4用紙に4ページ割り付けて上下を切断して中綴じ本としました。
いつもだと中身は120g/㎡ぐらいの厚紙を使うんですが、おくすり手帳ってシール貼って膨らんでくると思ったので、普通の66g/㎡のコピー用紙で印刷しました。そっちの方が紙代安いし、自分で持っていく時も軽くてすむし。
ただ表紙をいつもの210g/㎡の厚紙で印刷しちゃったから、表紙だけ堅くてめくりづらい仕上がりになっちゃったんですよね。これは今回の本の最大の反省点。もし増刷したら表紙は考えます。

とかなんとかで、ネタ性抜群だったからか、表紙の工夫が功を奏したからか、今回のおくすり手帳は昼過ぎに完売の運びとなりました。持っていった冊数が弱気だったってのはあるんだけど、それにしてもこれまで自分の本が売れたことないだとか、手にとってもらったことがないだとか豪語してた言ってた奴にしては上々な結果でした。よかったよかった。

て感じでした

みとのペーパーは特に触れず。うちで印刷してないんでうち個人として書くことはないしね。
て感じでした。やっぱり自分の本の感想のウエイトが…。中身から作ってる分どうしても思い入れがあって。
次はどんなグッズ作るんすか!とか言われたんだけど、とりあえず次は冬コミ目標でまたチャー研東方を作る企みが進んでます。うち若干参り気味で、誰以上に自分が足を引っ張りそうですごく不安なんですが…。
で、その後は多分2月のちかっぱかっぱで、またいつも通りにとり関係の本になると思います。
前々から暖め続けてる長編をさすがにもうそろそろ描きたいなぁと思ってるんだけど、どうしようもない遅筆で進まずじうしたもんかなぁと。ちなみに奇をてらっただけのグッズ(?)はまだいくつか案があるんで、気が向いたらまた作ると思いますよー。

EW2とか京都とかー(イベント制作物編)

はい、まだまだ書き続けますよ。なんだかんだ言っても今回の旅行の主体はエンジニアワルツですからね!

今回のイベントは、イベント前にも書いてますが今年初めてすばらしき青空の会で即売会に出るイベントだったのです。初めてって言ったってもう11月ですよ。まあ主催のみとの生活がしばらく不確かだったから仕方ないね。
あと知り合いのぽぽさん二回目開催イベントですからね。一回目の時はうち自身安定感がなくてイラストしか描けなかったのでその分今回は気合い入れて漫画描きました!
本以外のもなんか作ろうかなぁと思ってはいたんですが、旅行のしおりの表紙に力入れすぎてにリソースさけませんでした。
ちなみにその旅行のしおり、表紙だけアップしましたー。pixivですがアカウントがある方はクリックもしてみてはー

てことでまず既刊の増刷。前回のイベントでにとりきりが結構はけたので今回も増刷をしました。1はさすがにもう刷らないですが2と3は20部ずつ印刷しましたねー。
モニタを新調したのでにとりきり2・3の表紙と裏表紙の色校正をし直してみました。比べる機会は無いと思いますが、どちらも青が鮮やかになったかと思います。
ただにとりきり2は前回刷ったのが直前に見つかり、実は結構在庫になってしまいました。2もこれが捌けたらおしまいすなぁ。

あと新刊の印刷ももちろんありましたよ。紙在庫を見誤って新刊なのに意外とあんま印刷出来なかったのが少し心残りでしたが、売れ行き的にはちょうどいい量って感じでしたねー。
新刊の表紙も既刊と同じ感じで色校する予定だったんですが、前夜の11時辺りに原稿もらったのであんまりじっくりはできなかったかなぁと。あとデータと違う点があるとすればもうCNYKの限界って事で…?
あとみとの方の中身は結構ギリギリだったようでしたが、うちとしてはタイトルと後書きの活字が気になって気になってとてもわさわさしてたんですが、キルミーベイベー風書体キルゴとのことでした。キルミー全然関係ない場所で使っても結構いいねぇ。

さて自分の漫画ですが、ここから長いので気をつけてー。
今回は全部デジタルで描きました。ちょっと前まではデジタルで書くと線の勢いがなくなって、悪い意味に均一な出来になりそうだなと思ってたので、時間があればアナログで線までは引きたいなぁと思ってたんですね。でもアナログで描くと「とりあえず仕上がってないと感想言えない」とか言われるので、デジタルで模索をしていたところです。ただPhotoshopで取り組むデジタルの場合は、細かいブレが線に拾われたり、紙が回せないので不得意な線方向があったりで、時間がかかる上に納得行く線は引けなかった。
そこで、今まではPhotoshop一筋だったのを考え直し、イラスト向きのドローイングソフトを探してみることに。
で、あまり色んなソフトを吟味するほどMacでお絵かきソフトって全然選択肢が無いのであっさりFireAlpacaを入れてみました。MacでもWindowsでも動いてフリーのお絵かきソフトですよ。手ブレ補正機能も搭載! キャンバス回転も左右反転も搭載! 集中線ツールなんてのもあったり
個人的な使用感、ツールのキーボードショートカットが編集できないのがちょい不満かなぁ。Photoshopも初期設定ではそうなんだけど、自分の場合ブラシをzとか、取り消し(ctrl+Z)のために添えてある左手の辺りに集結させてるのでツールをマウスで切り替えるのがすこぶる面倒臭い。
あとどんなファイルもFireAlpacaで編集すると絶対RGBになって戻ってくる点。カラーイラストは印刷用だったりする場合が多いのでCMYKじゃないとなぁ、と。
その辺色々思うところは、Photoshopと使い分けて行く感じの予定です。線を引く工程だけFireAlpacaでやって、色塗りは使い慣れたブラシがあるのでPhotoshopでやれば、キーボードショートカットもCMYKは問題ないし。

てことでFireAlpacaで線を引いたわけです。やっぱ手ブレ補正偉大ですねー。FireAlpacaの補正はソフトらしいんですがやっぱり威力半端なかったわ。
今までは勢いで引き抜かないとまっすぐした線が引けなくて、輪郭なんか100回ぐらいctrl+Zしてたぐらいだったんだけど、1/10ぐらいになった気がします。
あとキャンバス回転ツールは紙を回しながら描きやすい向きの線を引けるってのの楽さがすごくよく分かりました。
いやぁ描けないのをツールのせいにするのは逃げだと思ってたけどちょっと違った。描けないのをツールのせいにするのは最終的には甘えには変わりないけど、効率が上がらないのはツールのせいだ。作画ペースがすごく上がりましたわ。
事実、今回はいつもどおりの6ページですが飲み会の多かった週を除くと3週間ぐらいの仕上げでした。まぁ集中してやったっちゃやったけど、それ抜きにしても速かったよなぁ。
結局描き始めるタイミングは個人個人のもんでなかなか変えられるものじゃないし、自分以外の人は仕上がりしか見ないわけだから、決められた期間でどこまで仕上げられるかが、自己満足を取り除いた場合の同人の真髄なんだろうなぁと実感。今度からこの工程で行こうと思います。

あと塗りですがトーン調の塗りにしてみました。いつぶりかって一番最初のオリンワークス以来ですよ。4年ぶり! えー!
photoshopのトーン塗りはなにかと面倒なので今までグレースケールで塗ってたんですが、最近のっぺりしてて寂しい感じがしてたんですね。で他の人の漫画見るとトーンの方がべったり塗ってもそれっぽく見えるなぁと思って試してみました。うちの絵的には線数が少ないトーンの方が向いてるかな?と思ってトーンもあえて荒くしてみてたり。どうだったでしょうか。

あ、ストーリー。今回はにともみということで、秋のにともみといえばなー…と迷い、スーパーの催し物会場が盛り上がってたハロウィンにしてみたり。多分何番煎じって程度じゃない既出なんだろうけどね。もう東方同人で既出なんて気にしてちゃさ。
まぁストーリーについてはいつも通りなんで多くを語らないでおきましょう。でも最後から一本手前の漫画の切ない感じとかいいと思うんですが…!

て感じでした。さてさてエンジニアワルツから来週で冬コミ折り返し地点と言った日程ですが、エンジニアワルツ以前にため込んでた仕事が想像通りに進まなくてね…。うー。
冬コミは流石に何かしたいと思いながらも、何かってなんだろう…状態なので新しい物は置けないかもです。みともそんな感じっぽいし。

蓬莱撃戦よーいどん

タイトルに深い意味はないのでー
ちょっとしたイベントラッシュで間が開きましたがGWの都産祭の本のことでも。

まず本はよんち印刷での印刷でしたねー。
本は裁切り無しのホチキス平綴じ製本でベーシックなやつ。小さめに描いてくれてたので原稿修正も全然無くほんと印刷するだけって感じでした。
表紙もほぼもらったままの原稿だったんだけど、レイヤーをいじってる最中に非表示のレイヤーを付けちゃったみたいで、右下に変な水色が出ちゃいましたね。…でもそれをそのまま使っちゃうのがよんち印刷なんだな。まぁ会社経営じゃないんで許してくれされ。
あと、3月に新しく買ったモニタでの初色校だったんですが、モニタ・Photoshop・プリンタの設定が上手く出来てないみたいで、手放しで上手く印刷出来ちゃうってこともなく。いずれ調整しないとなぁ。
てことで出来上がった本は原価通りの価格で頒布されたのでしたー。

さてあと自分の漫画について。そもそもこのサイト見てる人であの漫画読んだ人がどれだけいるんだかってとこなんですが、まぁちゃちゃっと。
イベントレポの方でも書いた気がしますが、ふたごさんに艦これの漫画を描かないかと薦められ、実際描いてみたかったので快諾したものの、特に描きたい話が無い──ってより艦これの創作ってやったこと無いから分かんないなと思ってたらもうイベント半月前。Twitterの診断メーカーみたいなやつを回してみてもなんかぱっと思い浮かぶ話はなく。んーと悩んでいたところであれです
とりあえずなんであの題材でやろうとしたかってのが一番の問題ですかね。ほんとなんでだ。ただあのモロタマコト追いかけてくるあの人を漫画で描きたくて、そのための題材は誰でもいいって感じがあったかもです。

キャスティングもまたわりと誰でも良かったんですが、ふたごさんの漫画が北上と電の漫画だったので北上さんと大井っちがまず確定。ここでふたごさんから電スペースでとったよって言われたのを完璧に忘れてるよんち氏。
ちなみに、最初のネーム段階では北上と大井は逆ポジションでした。ただ相方求めてヒステリックになる感じはどっちかというと大井かなーって。それに過去のエピソードで他艦との絡みが多いのも北上だったしって感じで。
その絡みの中で阿武隈を選んだのは、ふたごさんの漫画でも出てたからと、そのちょっと前自分の艦隊に迎えられたからってとこですー。迎えてからほとんど艦これやってないけどなー。
あ、阿武隈ドロップされただけでゲーム上じゃほとんど使ってなかったってのもあり髪型とか喋りの雰囲気とかほぼ知らなかったりします。あれであってたかな…??

そういえば前のチャー研東方のあれに引き続き、一から最後までパソコンで漫画描きましたねー。
パソコンで描くと細かいところに妙に凝り過ぎちゃうのですが、今回も阿武隈の私室を書き込み過ぎちゃいました。なんとなく昭和後期っぽいアイテムを色々と散らしてるつもりですがいかがでしょう。
絵的にもいくらか試行錯誤してみました。目玉の光の入れ方変えてみたり、線の太さを細くしてみたり、人を縁取りしてみたり。ページも描く人数も少なかったので、成果に表れない手間はまあまあかかってたりします。
あとチャー研東方で描いたうち自身も流石にこれは…と思ってた集中線ブラシですが、今回改めて本来の使い方で使ってみてます。
ただコマの四隅で線画切れちゃっててちょっと微妙ですねぇ。思い起こせばこれベタフラッシュ・フラッシュ用のブラシとしてネットにあがってたものなので、その辺は仕方ないのかなぁ。

といった感じでしたー。あ、あと「彼を返して」じゃなくて彼女じゃないの?って意見については、分かってて意図的にやってますので。
さて次のイベントはー?ってとこなんですが、とりあえず夏コミは申込み中。夏コミには受かれないすばらしき青空の会としては望み薄と勝手に判断し多分誰も何もやってません。あとおそらく11月はエンジニアワルツ2にも参加かと思いますよー。
あと行くだけでしたら多分6月の東方椰麟祭にいけるかと思いますが…。実は未確定。仕事の締切がその週ぐらいのはずで、かつ気の進まない重たい飲み会がイベントの2日前にあるなど、そうそうない過密状態で、未だ迷ってたりします。

C85の色々ー(既刊とか)

はい、もうだいぶ前のことですがあくまで冬コミの話題させていただきます!
てことで最終回の今回は冬コミで扱った、うちが関わってる既刊についてー。

今回並べたうちが絡んでる既刊は「にとりきりの理想郷2」と「にとりきりの理想郷3」でしたねー。2は3月の福岡のちかっぱかっぱで、3は11月の京都のエンジニアワルツで出した本でした。3月から11月の間にも東京のイベントには出てたけど、なんとなく福岡→京都→東京って感じにしたかったってのもあって、この二冊は冬コミで東京初頒布となりました。
もし待ちかねてた方がいたらどうもすみませんでした。逆に遠征先のイベントで手に入れた方でレポを楽しみにしてる人がいたら大変お待たせしました

まず2からー。
2は描いた当時にブログで記事にしたとおり行程表を組んで3週間で描いたなんて記事書きましたね。[これ]
直前にみととしたメールで「8ページ描くよ」って返信した時のみとの驚きは忘れがたき気持ちよさだったけど、結果的に質はあんまりだったかなぁと。まぁとりあえず仕上げるっていうのも大事と言うことで。

その記事にも書いたとおり、工程を管理したから早く描けたってのはあるんだけど、去年の冬コミからの2ヶ月の間でphotoshopで漫画を描く時に使えるブラシを色々仕入れたんで、背景にかかる手間が減ったのもあるかと。
あとコマ枠も書き方をかえてて、四角を描くだけで枠線が出来る方法でコマを割ってみたのもあるかも。ただそれのせいでコマの角が丸かったり。多分誰も気にしないだろうと思ってそのままに。
ただこの方法だとコマをまたぐ吹き出しの扱いが難しかったので冬コミの漫画はまた別の方法にしてました。この方法でも角は丸いですが。
──とかなんとか色々言いながら、人を描くのが早くなったのもあるかもしれないですねぃ。

2に載せた漫画の元ネタはOH!スーパーミルクチャンだったりします。スーパーミルクチャンに出てくる王様のアイデア研究所[ニコニコのリンク]が元ネタでした。ほんとなんでにとり漫画にこれを元ネタにしようとしたのかと。そのため内容を膨らませていくにつれ、どんどんミルクチャン離れてって結果、タイトルと「寿司でもくいいっかー」ぐらいしかミルクチャンっぽさ残らなかったなぁ。改めてゆっくり考えれば「ばかつらー」とか「なーんつってな」ぐらいは入れておけばよかったと思ったり。

ちなみに時間が限られてたのでボツにした発明ネタもありました。
そのうち1つはネームまで済ましたまま放置してたので、改めて仕上げてTINAMIにアップしたのに混ぜておきました。

あと印刷はいつものよんち印刷で、一番手間がかからない裁ち切り・製本テープなしの印刷だったので慣れたもんでした。ただホッチキスをパチパチする余裕はなかったので、現地のホテルでやったり。その辺についてはレポ漫画を参照ですー。

では3も。
3の時期は忙しいってより精神的な負担が多くてあまり絵を描いてられない状態だったてのもあり、イラストを1ページ描くだけになっちゃいました。
うちが珍しく作者買いをしてる作家さんが主催するイベントだったので、見本誌は献本ぐらいのつもりで描こうと思ってたんだけどなぁ。でも来年もやるって言うからその時は…!
──まぁ来年の話はともかく、なにしろ本気で臨みたいと思ってたので、1ページのイラストはフルカラーで描いてみたり。
突如挟まるセンターカラー。印刷屋にお願いした同人誌でもそう見かけないし、ましてやコピー本でこれはもうほんと意味分かんないよね。それでいいんです。むしろそれがいいんですと言い切る。
てことで漫画ではないんですが慣例に従い、完売したらサイトにアップしようと思います。なのでイラストの中身だとかについてはその時の更新履歴にて。

そんな感じでした。
ちなみに携わっただけですが、よそのサークルに同人誌のタイトルロゴを作ったりもしてます。それはまた日を改めてサイトにアップすると思うのでその時に掘り下げていこうかと。
──てことで毎度の事ながら終わったイベントのことについて長々と書いてきたわけですが、今回も色んな方に色々してもらって出せた結果だと思ってるわけです。主催したとはいえ合同本なんて一人で出来るモンじゃないしね。合同なだけに。
うちのサークルは代表の多忙のため次回参加イベントははっきりしていない状態ですが、一般参加ならちょくちょくしてくと思うし、よんち印刷は絶賛稼働中なのでなにとぞよしなに。

C85の色々ー(チャー研東方合同3とか)

はい、冬コミ関係の記事をまたー。まだ話したり無いのかって言われそうですが、足りないです! てか今回でも書ききれないので次週も冬コミ関係の記事になると思います!

今回は新刊の「チャー研東方合同本3」の話をいくらかー。
そもそも、2からこれだけ間を空けて何故今なのかっていうと大して深い話は無く、2月辺りにみとと呑んだ時にチャー研東方またやりたいねーって交わしたらやることになってたみたいな感じだったと思います
メンバーは広く集めても良かったんですが、大人数で作った合同誌ってうち自身苦手で…。結局いつも通りの身内の本にすることに。
あと自分で主催を引き受けたのは以前うちの本で頼んだ印刷屋がなかなかよかったので、また頼みたいなーと思ったので。あと本の体裁とかデザイン的な所も自分でいろいろやってみたかったので立候補しましたー。

2月に決まったってことでお察しの通り実は最初夏合わせで作ってた本なんですが、仕事でどーのこーの言ってるうちに6月になり、何もかも間に合わないと慌て始めたところで幸いにも夏コミに落選したので、冬コミにずれ込んだと言ったところです。流石、夏に出れない素晴らしき青空の会。
ちなみにみととうちは進捗0だったんですが、パリさんは漫画が全て仕上がってるという早さ。ああやって信頼は築くものなんだと実感。すごいよぅ。

その後は1,2回ぐらいskypeで打ち合わせをして決め事決めたりでした。MSNのサービスが終了してからskypeに移動してきたんですが、実は打ち合わせ一回目が初めてのskypeで結構緊張してたというか不安だったというか。時間決めて3人も集めておいて出来なかったとか言ったら申し訳ないもんねぇ。
ちなみにskypeミーティングは、表紙の合同絵のデザインとかタイトルとか中身のイラストの配分を決めたりしたけど、改めて振り返ると、中身のない打ち合わせを何度も開く上司みたいなミーティングばかりでしたよねぇ。第一回は見せこそしなかったけど手元にレジュメ作って準備してたのに、二回目なんて何話すか忘れちゃったぐらいで…。もっと意味のあることしないとなって反省。

てことで出来上がった表紙ですが、pixivTINAMIにあるとおりのあれですねー。
表紙のテーブルの上にあるのはだいたいチャー研に元ネタのある食べ物だとかです。なんかひとりだけ、どう見てもうちの絵な奴がいますが、一応それなりに考えはあるんであしからずです。
チャー研と東方を混ぜた本なのは間違いないけど、人によりどう混ぜるかってのは違ってて、表紙にもそういうイメージが分かるようにしたかったんですね。てことで表紙絵はチャー研トレース寄りの絵と自身の絵が1:1になるようにってことで、混在してるってわけです。ていうかチャー研トレース寄りの絵ばかり並んでると4人で描いたって分かんないと思うし

あと下の題字ですね。結構難産でした。タイトルは何かちゃんと付けようかなと思ってたんですが不要ってことだったので結局タイトルは「チャー研東方合同本3」になったんだけど、これが長くて扱いづらかった。結局色々考えてああなったけど、あれがいいかというと多分良くなかっただろうなぁとは思ってます。どうしたらいいかも未だ分かんないしねぇ…

裏表紙まで続き絵で表紙を作るのは初めてだったんだけどなかなか悪くないですねー。でももうちょっと時間かけられればよかったなぁと思ってたり。
そのモニタ越しのバリカンもどきはパリさんに描いてもらいました。イラストページは作る気無かったけどみんながイラスト描くページを一応確保したつもりっていう。
裏表紙に漫画のカットを並べたのも憧れであり合同本の夢でした。意図せず裏表紙の背景を描く面積が減り結構助かったりも。なかなか効果あるねぃ、また機会があったらぜひやろう。

さて本文ですよ。
夢といえば、ページに趣向を凝らすのもでしたねー。ここは人に訊かず勝手にやらせてもらいました。
ちなみに前半後半でページ数画像が変わってるの気付きました…!?
ただ結構サイズが大きくなっちゃってねー。参加者には結構気を遣わせちゃったぁと。コミスタって使ったことないのでどう指示出しすればいいか分かんなくて…。

目次は参加者の○さわに作ってもらいました。結構密度の高いの目次を作ってもらえました。
ただ都合あって自分で書き換えた部分で「チャー研当方合同本3」になってたりします。間違えたなりー!
奥付はテキスト部分は自分で作ったけど他はみとに描いてもらいました。お…お…。
参加者コメントページの枠はうちが全部作りましたよ。横に描いたこいしは蝶々の回の研究者丸写しなんだけど、指示棒の場所が偶然ながらなかなかいやらしくてすごい。元の構図がすごいのかそれを見越したパリさんがすごいのか

自分の漫画についてー。
この話のチョイスはただドーンが見開きで描きたかっただけだったりです。1で同じコマのコピーで尺稼ぎを再現し、2で最後の1ページほぼ全て余白で尺あまりを再現して、3でなにしようかなぁと思ったところでアレでした。どうだったかな!
でも見開き難しいですねー。初めてだったけど見事にずれちゃいました。次があればしっかり調べてちゃんと準備しよう…。
夏前からネームを切ってたんですが、ゆっくり切ってたらちょうど艦これに潜水艦が実装されたんで、ここぞとばかりにぶっ込んでみました。東方民が艦これを敵視するのは少なからず予測できてたので、チャー研のネタの際どさも再現できるかなーと思ってばんばん入れてみました。ちなみにかくいううちの艦隊には潜水艦はいなかったり。欲しいでち! 欲しいでち!!
本でも描いたとおりキャラ表を無くしちゃったので、描いた時の思いつきでキャラを割り振ったんですが、バリカンを雛にしたのは失敗だったなぁと。髪が多くて描くの大変なのによく出てくるのが面倒で…。でも雛かわいいって言ってもらえたから良かったです
あ、今回の戦闘シーン、パリさんのチャージニャン燐!から影響されてたり。前半のだらだらしたペースから、戦闘になると急にコマが小さくなって密度が高くなり、最後はしっかり尺を余すっていう緩急のあるコマ割りに挑戦。パリさんほどコマを小さく描けなかったけど緩急は伝わってたらいいなと。
戦闘シーンについては、コマ割りも結構張り切りました。張り切って読みづらくしました! 一応コマが繋がってる順に読んでいけば視線誘導もいい具合になるようにしてます。打った先にターゲットがいるとかね。

唐突ですがここで正誤表をー。いや自分の作った部分で字間違いがすごく沢山あったのでここで訂正させていただきますー。
P1 x「チャー研当方合同本3」 o「チャー研東方合同本3」
P4 x「パリジャン」 o「パリジャン」
P13 x「おめでとう山田くん」 o「おめでとう河城くん」
P13 x「よしこさん」 o「ヤマメさん」
P14 x「研に見られたのは」 o「魔理沙に見られたのは」
P15 x「キーン」「カーン」 o「カーン」「キーン」
多すぎだっての…。特に微々たるものとはいえ人の名前を間違えるとかさぁ…。

あとは、見てる側にはどうでもいい話になりますが、今回はかなり久しぶりにフルデジタルで描いてみました。時間が無かったから工程省いたってのもあるんだけど、うちはデジタルで描くと悪い意味で落ち着いた絵しか描けなくなる自覚があって、いつも手書きの線で描いてるんですが、最近「なんでもいいからとりあえず仕上げろ」とか言われるようになったのでフルデジタルにしてみました。
そう。描き始めた時点で締切がすごく近かったんですよ。しかも締切の直後に仕事が今年一番の山場を迎える状態だったので仕事もやばく、普段の作業量すら確保できない状態だったのでしたわ。
そんなところでチャー研東方2の評価がすごく不満だったので、今回はとりあえず仕上げないとなーとは思って作業してましたなので描いて側としてはここもうちょっとさぁとか思う部分も結構あったりするんですが、おそらくさらっと見る分には大して酷くないかなーって思ったりして。
ただ集中線はいただけなかったやなー。集中線が均等になりすぎずきれいに描けるブラシを使ったんですが、満身創痍だったので正規の使い方をしないで描いちゃったもので。集中線のくせに線が集中してないのはねぇ。これは流石にまずかったと自覚してます。正しく使ってこそのツールだよね。

てことで今回はこんな感じでー。長すぎだよ! ワードカウントみたら8000字とか書いてあって、読む人の気持ちになれよって思いました。
次回は冬コミが東京初頒布だったにとりきりの理想郷2と3の話題でもー。多分長くならない…!

ちかっぱたのしかっぱ! 1(自分の漫画)

さて、もう数日前ですが、ちかっぱかっぱ!は色々とありがとうございました。
うちのサークル史上他に類をみないと思われる成果を上げたような気がします。立ち寄ってくれた方などほんとありがとうでしたー。
その辺のイベントレポもしたいんですが、今回は気が向いたので久しぶりにレポ漫画にしようと思ってますゆえちょっと時間くださいませ。ゆっくり描きますから…。
てことで先に自分の漫画についてだらだらと。それを描いたところでこのサイトをよく覗いてくれてる常連各位においてはネタバレになりかねないと言うことで、核心に触れすぎないように頑張りますねー。

はい、まず内容の方から。どうも以前よりにとりオンリーっていうとちょっと本気出しちゃおうかなー的なところがあり、今回もそんなではきっちゃいました。たまーに周りが期待してないときにスパートかけてみたくなるんだよ。
そんな感じでみともびっくりしてたり。「いや仕事やばいとか言いまくってたから1ページとかさ、あっても3ページぐらいだと思ったら7ページも書いてると思わなかったわ」うちには最高のご褒美です。ごっそさんー

ただそう言われるのもすごく分かるとこがあって。というより今までの自分のペースだと1,2ヶ月だったら3,4ページぐらいだったっすね。
まず今回は行程表を使って行程管理をしてみました。この行程表のことはイベント前にこのブログの記事にする予定で文章まで打ってあったんですが、イベント前にブログいじってる余裕がそんなになく挙げそこなっちゃったので来週に載せますね。
あと、冬コミ直後のやる気はあるけど何やろうかなーって思ってた時期にPhotoshopのプリセットを集めたり整理したりしてたので、今まで手書きしてた部分をテクスチャブラシで補いまくってます。改めてみてみるとテクスチャした部分が結構浮いて見える気がするので要検討かなぁ。ただテクスチャでちょろっと背景描くだけでも、賑やかにはなりますよねぇ。下手→上手いとはまた違う寂しい→賑やかって軸を今まで考えることが出来なかったから、賑やかになるtipsはもっとかじっていきたいなー。

ただ、行程表立ててもテクスチャ使って手間を省いても、先週書いたように予想外の仕事が多かったのがあり想定よりも時間がなかったんですよね。
本を持ってる人でいままでのうちの漫画を知ってる人なら気付くかもですが、今回は見えない所から見える所まで色んな場所で手を抜いてます。
いつもだと気に入らなくて描き直しそうな絵も時間が無かったのでそのままだし、迷い線をそのまま印刷してるのもちらほら。出来としては結構汚い部類かなぁ、と。
とは言っても、チャー研合同2みたいに塗りを全うできてないだとか、よりよりみたいに最後まで線すら引けてないってことがない分見栄えとしてはこっちの方がいいのかなーって。よりよりにおいては線の仕上がりを重視してゆっくり描いてたのもあり。
あと完成版商法と揶揄されるようになったのもあり、今回は1度きりの本って考えで作業してました。読む人にすれば絵が汚いのは仕方ないとは思えても、下書きしか出来てないのはどうみても未完成ってしか映らないからねぇ。まぁ早くから描き始めろっていうのはまた別問題ってことにして…ね?
てことで今回の漫画は実験的な要素が多く、それぞれまあまあの成果を出せたかなって。

あ、中身の話もしましょか。核心に触れないように核心に触れないように…。
●実はタイトルは元ネタがありまして、タイトルを決めてから中身を描いていったんだけど、元の作品とは全然違うシナリオしか思い浮かばず、しかも元ネタらしい漫画をボツにしちゃったので面影はほとんど残ってないっていうね。最後の「寿司でも食いいっか!」「どぴゅー」だけ不思議な異彩を放ってるのは無理して面影をとどめた結果です。
●形式としては前回のよりよりと同じく、ふらふら移動しながら色んな人とどーのこーのって漫画でしたね。一人の人をもうちょっと掘り下げたいような。でもこのシナリオって、同じ人と長い話が出来ない自分そのものなんだよなぁ。努力します、自分のコミュ力磨きます。
●ちなみに先週の急な仕事がなければあと1ページ描く準備があって、それとはまた別にイベント1ヶ月前の時点で時間が無いのが分かってたのでネタは3つボツにしました。本がある程度広まったらpixivだとかtinamiだとかに未収録蔵出しみたいな感じで出したいかなー。
●霊夢より魔理沙派でしょ?と思われてるっぽいんだけど断然霊夢派なわたくしですが、ついに初めて霊夢を絡めた漫画が描けました! 何本目だよってはなしですな。しかもこれだけ騒いでもたった2ページ。
だって霊夢動かしづらいんですもん。魔理沙みたいに何でも首を突っ込んでいくキャラじゃ無さそうだし、ツッコミいれるまで付き合わずに即刻怒ってそうだし。ただ色んな人の漫画を読んでて絡め方が分かってきたような気がするので何かで描きたいかなーと。
●うちの漫画のオチといえば言葉遊びオチばっかりでなんだかなーと思ったからか、新しいことしてみたかったのか、広げた風呂敷を畳めなくなっちやったのかは定かじゃないですが、みとセンセのいちゃいちゃエンドがちょっと羨ましく思い、ほんの少しだけ百合百合しくしてみました。
まあなんてっすかね。椛描くの楽しかった
●旅行中にもみとと話したりしましたが、ふたりで椛のキャラ立ちが全然違うんだよな。みとの椛はヤンデレ気味とのこと。うちのは多分天然デレデレとかなんじゃないかな。
●あ、あとモブ河童ならぬモブ哨戒天狗を自作してみました!
漫画だと全然キャラ立ってないけど、全身像のみならず性格まである程度決めてるんで、これも何かで描きたいなーって

はい、喋りすぎ!
印刷の話と今回ふれた行程表の話を来週に書きます!
でレポ漫画は再来週からってことで…。