今更東方不敗小町6がどうしたこうした

毎週毎週、その時載せたいものに押されてたらこんなに延びちゃったけど、東方不敗小町6で出させてもらった漫画の自己語りをするんだぜ。ただひたすら長いのでお気をつけてください。

一応この本の話は冬コミ直後から思いついてたのですが、いまいち描く気が向かず結局今回も1週間前からの制作でした。経験まるで生きず。
ていうかもうちょっとネタをふくらませて4,5ページぐらいにしてから書く予定だったんだけどネタが膨らまなくて。逆にそのおかげで今回描いたんだけどね、1週間で描くにはちょうどいい長さだったんで。

でも全く反省が生きてないかというとそうでもなく、それなりに試行錯誤をしてみたつもりですさ。
前回のオリンワークス、絵はそれなり描けてたと思ったんだけど、それにしても雰囲気が軽い。あと線が機械的でつまらない。鉛筆の下書きから線を削って本描きする過程でそうなるのがわかってたんで1月は色々試してみてました。
で最終的に線に抑揚をつけるところに落ち着かせてみたり。このたびの三寒四温はほぼ全編それで描いてみてます。ちょっとは線に面白味が出たかなと思ってるけどどうかなぁ。
ただ時間がかかるんだよねぇ。工程は鉛筆で下書き→細いボールペンで本描き→製図ペンで気が向いた線を太らせるってとこなんですが、製図ペンで太らせたいとこをごしょごしょ描き足してるだけなんですね。勢いとノリしかないので安定した規則はないし、何人も描いてたらしんどくなったりしました。
で、残り時間を省みずそんな手間をかけてたせいで着色などする時間が全くとれず。週末うちに予定がなければもうちょっとなぁ。その辺の反省は次に活かすように忘れないどこう。

ストーリーについてもちょっと。最初…というかイベント半月ぐらい前までは以前から考えてた別のネタを使おうと思ってたんですが、それを描ききれる時間がないということで、今回の三寒四温は即席で考えた話だったりします。変に散漫としてるのはそのためなんですね。
とりあえず季節ものってことで話を組み立ててみたけどはてさて、実は季節ものなキャラを使ってるだけで全然ストーリーはなんてことないですなぁ。コマの構図も全然練れてなくていつに増して動きが見えてこなかったし、ネタの説明がなくて不親切っていうか自己完結してたし…。だいたいこういうのって終わってから気付くから怖いよなぁ…。おぉ、こわいこわい。

自分の漫画語りは程ほどに済ませて別の話にしよう
今回のイベントは、今まで作りたかったけど忘れてた値札を作ってみました。イベント設営写真の右の本と真ん中の本の値札がそれです。
HI390006
クリックで原寸(2倍)
ちなみに左の○さわさんの本は値段がわからなかったのと使いやすいイラスト素材がなかったので作れなかったのでした。
とりあえず、新ゴとFrutigerで何か作りたかったっていう意図が見え見え。解らない人には解んないだろうけど、少なくともうちは、将来この値札を見たら「ああ新ゴとFrutigerにベタ惚れだなあ」と感じるはず。実際そうだし。んーむ、新ゴ萌えー

──と一人悦に入るのもなんなので、素材説明をしてみたり。
てことで、素材の出展元と使用書体名を。初めて見る人はこんな値札でしたよーって感じも
100411b
こんなです。ちなみに桁の多い数字はpixivのです。適切なURLの後に貼り付けると素材そのものが開けるので気になる方はどうぞ。
Frutigerと新ゴは買った書体なんですが、ヒラギノ系はMacOS標準だし、手書き書体はフリーのものだし。つまるところ特別書体選びにこだわってないのです。まぁ時間のゆとりは無かったしね。
書体の話のついでに自分の本に戻りますが、タイトルの「三寒四温」はダイナのボーイW1でした。この書体前も何かで使ったような気がするなーと思ってたら、前も前、そうとう前に誰かさんの漫画でタイトルに使ってました。若干黒歴史めらしいので深くは触れませんが、わかるひとなら「にしにし」で分かるはず。その漫画のタイトルと作者名で使ってました。アレはもう少しウエイトがあった気もしますが同じ書体です。

あとイラスト。できれば表紙の絵は使いたくなかったんですが、他に使いよさそうなイラストがなかったので表紙の絵に落ち着きました。後で考えてみれば関係ないのを値札に使うのもいかがかと思うんで存外いい選択だったのかも。
背景は以前から使ってみたかった方の素材を使わせていただきました。無地や単色よりイメージが華やかになって上手くいきました。次以降もお世話になろう。

ただ、反省がないかと言うとそうでもなく。
会場のせいかもしれないけど、実際置いたら値札が暗くて見づらかったんすよね。印刷した時点でイメージより若干暗く感じてたし、もっと明るめにすればよかった。
あと設置。値札を立てる台は適当にえればいいやーと思ってたら意外と上手くいかなかったんだよなぁ。一応持ち運びにかさばらない風にしたいので、適当な既製品のケースを使いたいなぁ。FDケースなんかかなりいい。次はその辺のサイズで作ってみよう。

てことで、冬コミほどの達成感はないけど楽しいイベントでしたとさ。ちなみに次のイベントはサンクリもしくは夏コミとのことですー。あくまで周りに便乗するだけっていうね。一人じゃ本作れないし、快く寄稿させてくれる人もいるしー。

て感じでしたー

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