はい。毎年恒例となってきました、この映画を見た。このラノベがすごいの如く、よんちが見た映画を報告+αに書いてくだけの記事です。特に順位をつけるでもなく、おすすめするわけでもなく、ほんとに見た様を書くだけという記事なので、そこんとこあらかじめご了承でよろって感じです。
ラブライブ!サンシャイン over the rainbow
劇場に入って映像が流れ始めるやいなや「しまった」と思ったのは、2期を見る前に劇場版を見ちゃったこと。廃校こそぼんやりと知ってたけど梨子が犬飼ってるのとか、2期で語られたことなのか劇場版仕様なのかが分からないっていう事態に。
まぁその辺はその辺として、進級こそしてないけど進級後の9人をイメージできる話が多くありましたねー。3年生組は相変わらず各々が好き勝手にお互いを思いやってたし。2年生組はしっかりしてると見せかけて、背中を押してくれてた上級生が不在の9人じゃないAqoursに悩んでたし。SaintSnowは妹ちゃんは一人になっちゃうし。
最初見た時は状況が飲み込めてなかったことが多分に影響してんだろうけど、この辺の流れに連続性がないなーと、細かい話の寄せ集め感があるなーと思ってたんですね。まとまりのない映画だなーと。
ただその後個人が感想を書けるサイトで、この映画がこれまでラブライブサンシャインを育ててきたファンために各キャラクターの成長にフォーカスして構成されていて、合間合間にライブが楽しめるようになっているって書いてあったのを見て、むしろ全体のストーリーは三の次って事に気付かされ、そんな映画の作り方もあるのかと。そのレビューを見て好意的にとらえられるようになった。映画だからって初見も受け入れる寛大さをもつ必要は無いもんね。
てことで総括すると、続きモノなんだから2期は見てからいけよ、と。
響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレ
去年上映のリゼと青い鳥は仕事にかまけてる間に上映が終わっちゃってたので見れてないです。あとこれも劇場に着いてから気付いたけど2期見てなかったです。劇場行くまで2期があったことを忘れてました。こっちはそれらを見てなくても置いてきぼりって感じはなかったけど。
やる気なさそうな雰囲気の裏に頑固さとガッツを隠し持つ久美子の雰囲気って結構好きなんだけど、久美子が二年生になって1年生担当を任されたからか、テレビ1期ではあまり感じなかった部員間の人間関係とかぎすぎすしたものがより描かれるようになったのかなぁと思いつつ、ぎすぎすさが嫌な感じがしないのが不思議だったんですよ。色々じっくり考えてみたんだけど、妬みみたいな感情から来るぎすぎすした雰囲気とは違う、吹奏楽部っていう組織が全国大会を目指す過程で各々が持っている信条や技術をぶつけるぎすぎすであって、向いている方向と目指しているゴールが一緒というか、なんていうかそれがすごく建設的でいいなーと思ったわけです。
そしてそれぞれの部員のエピソードが沸き起こっては収束していく繰り返しの中でも、中心人物の久美子自身あまり考えていないようで色々と悩んでるんだけど、なんだかんだ最終的にはガッツを貫いて周りの人を少しずつ動かしていく。見た後振り返ってみると100分前後の劇場版にしては風呂敷を広げすぎでは?と思うほど色んな事を取り扱ってるけど、比較的不完全燃焼感がないのは久美子のキャラが立ってて、それでいてぶれてないことによるんでしょうね。かなり欲張ってるのに、しかもノーカットのオーケストラシーンなんかもあるのに、しかも駆け足感もなかった。すごい。(ただリゼと青い鳥を見た人からすると雑と感じるみたいっすね。そこは期待値とか考え方によるんだろうなぁ、と。)
脚本すごいな!と思ってエンドロールを見たら花田だった件。ちょうど真上の作品で「ストーリーなんてあってないようなもの」とか書いた作品と同じ脚本家という。そーなのかー。まぁ脚本家の問題じゃないのかもね。監督とか制作委員会とかから要望があればその人の書き筋なんていくらでも変わっちゃうんでしょう。仕事だもんね。お疲れさまです。
どうにしろ、こういう自分の中の常識(≒偏見)を覆す作品を見ると創作意欲が湧いてきちゃいますよね。2019年はどんな創作をするのでしょうね?(執筆:5月13日)
ちなみに。出だしで一瞬たまこラブストーリーの再来か?と思っちゃったけど、さすがにそんなことにはならなかったですね。それはそれで面白そうだけどそこまで手を広げたら意味分かんなくなっちゃうしね。
フレームアームズガール きゃっきゃうふふなワンダーランド
原作を知らないけどなんとなく関心があったので見に行ってみました。上の2作ともアニメをちゃんと見てなくてついて行けなかったんで、これもどうかなぁ…とは思ったけど、中身は割と総集編でアニメ見てなくてもかろうじて平気な内容でした。でもきゃっきゃうふふ成分が強めでオーディオコメンタリーとして楽しませたい作りになってたのと声優の声を聞き分けられるほど作品に詳しくなかったのでちょっとついてくのが難しかったところも。
ただ総じて、うちはキャラクターにでかいパーツがついてるほど楽しめる性質の人なのでキャラクターは全体的に好きな感じだったし、アニメ見てみたいなーと思う出来でした。
ガールズ&パンツァー最終章2話
1話を見たんで2話も見に行きました。毎度毎度、分かる人には刺さるシーンなんだろうなーと思いつつ戦車とか兵器とか分かんないんで、とりあえず作り込まれてるなーなんて素人感想で、ざっくり楽しんでます。多分。
ところで6話完結らしいけど、1話が2018年12月、2話が2019年6月ってすごい壮大なスケジュールでやる気だよね。このペースだと2025年完結って、一部のガルパンおじさん、もうガルパンおじいさんになっちゃうんじゃないのかね。まあ死ななければ最後まで映画館に見に来たいなーと思ってるんで、長いことつきあっていこうと思います。
内容に関しては知波単がまたでてきたけど、突撃癖を逆手にとる(?)ってすごい発想の転換だなーと。みんな突撃じゃない気がしながらそこを深く考えず突撃(違)してるところに感動してみたり。
バンドリ フイルムライブ
バンドリの映画だ!と思って割と最初の頃に行ったけど、タイトル通り映画館でライブをやるスタイルだっだり。どおりで応援上映たくさんやってるなーと思った。まぁ映画館の音響で音楽を聞けて、映画館のスクリーンで映像を見れてよかったです。強いて言うとライブ推しなわけだからCD音源じゃない方が楽しめたかなー。映画館向けなのかライブ風なのか、ある程度ミキシングしなおしてそうだったけど、やっぱ生の音を期待したかったでした。
天気の子
人気作だから大丈夫だろと思ってゆっくり見に行きました。てことで7月下旬上映作品を10月下旬に吉祥寺で。さすがにがらがらでした。
町中のネタバレがひどくて、昼を食べに行く食堂では主題歌が毎日かかってるし、新宿駅では宣伝映像と音声が死角なく流れてるし、ネタバレを気にしつつエンディングを匂わずツイートも流れてくるし。まぁすぐ見に行かないのがいけないんでいいんだけどね。
てことで大雑把なあらすじをやむなく掴みつつ見に行きました。相変わらず無駄そうなやりとりに伏線が敷かれてたり、それぞれの微妙なやりとりが繋がる瞬間に気付くつらめの与条件とかは気持ちいいでしたよね。ただほんとどうでもいい個人的な話、時空モノが好きなんで、比べちゃうと君の名はの方が染みたかなぁと。まぁ同じ監督ってだけで比べるのもナンセンスだし、そもそもどっちもおもしろかったんですがね。
あ、でも今回は世界スケールで考えたらバッドエンドだったととらえるべき展開でしたが、主人公たちのその後がすっきりする感じで描かれてたんで、中学生日記的な妙にいやな後味はなく、むしろいい読後感でちょうどよかったなーと。いや(先述のエンディングを匂わず微妙なツイートがまさにこの前後の文章ということに気付きながら)詳しく書かないけど、落ち着いて考えるとこんなにやらかしちゃってもあんなに爽やかなエンディングになるのかよと思った。本編にかすらないように且つオーバーな例え挙げると、世界は滅び人類は2人しかいないけどこの荒野で2人生き続けよう、ここに花が千年に一度咲くサボテンを植えようここにいた最後の人類生きてた証…って後半ただの好きな曲の歌詞に脱線しちゃってるけど絶対爽やかなんて思えないって。まぁオーバーな例えなんですが。
でもこれって、このエンディングまでの随所でこれでもかってぐらいに別れてなるものか、また会いたいを観せ続けられてるからこその感情移入なのかな、と。すごいなぁ。つまりおもしろかった。QED。
2017,2018の反省を活かして全てをほぼ見た直後に書いたんだけど、一部は思いが溢れすぎちゃって長文で読みづらくなっちゃいましたね。
あと、去年以前を見返しててふと気付いたんだけど、感想がストーリーの巧さ寄りで、登場人物の機微とかにはほぼふれてないという。あくまでストーリー展開とか収束方法を純粋に楽しんでたつもりだけど、なんか芸が無いなと思い始めてきたので、今回は少し人物描写にもフォーカスしてみました。どうでしょう。
ともあれ。ではまた2020に。