テクノ歌謡というジャンルの招待状

細野晴臣がかっこよすぎて、し ぬ
てことでここでテクノ歌謡ブーム再来を願い、テクノ歌謡の入り口を提案してみる。
うちが薦めるテクノ歌謡を順々に紹介してこうかと思います。で、それぞれにYoutubeのリンクを付けてあるので、興味がわいたら聞いてみてくださいな。で、許せたら次の曲へーってな具合に。
で、最後まで聞ききれれば、来るべきテクノ歌謡ブームの再来に備えられるわけです。すてきだわー(某)
まぁスタンスはよもセレクトみたいな感じかと、ってかよもセレクト懐かしいよ。

その前に、テクノ歌謡を変換しようとしたら「テクノか妖」なんて変換されちゃうぐらいなので、ジャンルを説明しましょう。
まず、テクノですが。まぁテクノはテクノだよ。…ていうとつけ離しすぎ感がありますが結局この辺は定義しきれないところなんですね。
電子音を使ってテクノっぽいっていうのがほとんどなんだけど、ものによっては歌手の雰囲気がテクノっぽいとか、テクノよく作るアーティストが関わってるだけだったり…。
今みたいに電子楽器が一般じゃなかった頃は、電子楽器の音が聞こえるだけで未来的、かっこいい! とつながったりしてたみたいです。てことでなんかテクノがちやほやされてたとか。
で、歌謡曲ですが、結局の所一昔前のポップスなのかなぁと思ってます、あくまで私見。危険かも。
境目が見えづらいところなんだけど、個人的には歌番組でバックにオーケストラがいなくなったらポップスだと思ってたり。ミュージックステーションはポップス、NHK歌謡コンサートは歌謡曲、とか。
で、その辺を適当に足し合わせられそうなのがテクノ歌謡。ちなみにほぼ同時期にアイドル歌謡のブームがあったことからか、テクノ歌謡は結構アイドル歌手のウエイトがおかれてる気がします。うちがそれ以外を聞いてないだけかもだけどね。

てことでじゃんじゃんお勧めしていくよー。
■UFO・ピンクレディー [youtube]
どっちかというとアイドル歌謡なんだけど、ピンクレディーの曲ってテクノ要素があって個人的にはテクノ歌謡の走りだと思ってたり。で、時期関係から言うとサウスポーの方が先なんだけど、曲全体にテクノ臭がしてかつ有名な曲のUFOを選んでみました。
この曲は音自身は意外にテクノっぽくなく、あくまでSEだとか飾りの程度でしかテクノ臭がしないんですがその飾りが曲のイメージを固めたってのと、振り付けで当時の未来観が見えて面白いのです。
ちなみにピンクレディーが解散直前にリリースした「Last Pretender[youtube]」辺りはこてこてのテクノ歌謡っぽくていいです。なんかわけわかんない曲ですが。

■夢恋人・藤村美樹 [youtube]
キャンディーズが解散してから片割れで歌い続けてたのが藤村美樹さんらしいです。
なのでピンクレディーとか時代が前後するのですが、こっちは比較的電子楽器めですねー。曲も歌謡曲の渋さがあっていい感じです。
これも曲の構成要素にテクノ系はそれほど占めていないのですがね。まぁこの辺りは序の口かなーって。

■禁区・中森明菜 [youtube]
中森明菜ですよ、中森明菜。時代が時代だけに中森明菜もテクノ歌謡出してます。っていうか他にもテクノ色が強い曲はあるんですが、これほど強烈な…というか本格的なテクノ歌謡は他になかったのでこれを選んでみたり。
この全然ドラムっぽくないシンセドラムと、歌謡曲の象徴とも言えるストリングスの不釣り合いな感じがすごくいいですねー。あとベースの「ぽっぽっぽっぽっ」って音も歌詞に似合わずテンション上がってくる。
あくまで歌謡曲っていう感じの歌詞もテクノ歌謡の魅力の一つですねー。まぁそういいながら歌詞とかよく聞いたことがなくて、このテキスト書きながら初めて意識して聞いたり。なんか恋色が強いのねぇ、まぁ今も昔もそうか。

■ただいま・矢野顕子 [youtube]
本人の曲が見つからなかったので初音ミク版ですが。オケはちょっと違うけど9割あってるので。
矢野顕子、YMOの一人坂本龍一の元妻。さすがと言ったところです。
矢野顕子はすごい迷ったけど、ただいまにしました。意図せずオタ向けになってるところを評価。ちなみに迷った候補は、「春咲小紅」・「ひとつだけ」とか、気に入ってもらえたら探してみてください。
少し歌謡曲成分が足りない気がするけど、まぁこんなテクノもあるのです。作曲が坂本龍一なんですが、ジャンルにとらわれず曲が面白くなる方向に曲を仕上げる教授っぽいです。テクノって型にとらわれない、常識にとらわれないことが大切なんですねぃ。まぁでもテクノ歌謡としてお勧めするなら「ひとつだけ」[youtube]の方が向いてるのかもー。
それにしてもあっこちゃんの原曲Youtubeないなぁ。

■キララとウララ・センチメタルボーイ [nicovideo] [youtube]
ここでアイドル路線に回帰したり。
とりあえず「あー人形裁判ねー」は禁句です。誰に対して禁句なんだかわからんのだけど。
これなんか結構こてこてのアイドルテクノです。ちょっと歌謡曲っぽくないけどまぁいいや。
で、歌詞がなかなかアレなんですが、振り付けも結構ヤバいです。テクノとか宇宙とかのイメージってこういう機械とか人形みたいなイメージがあったんですねぇ。まぁ確かにうちも子供の時そういうイメージあったしなぁ、植え付けられてただけなのかもだけど。
ちなみにこの曲、さっきYoutubeを漁りながら初めて知ったんですが、ダブルユーも歌ってたとか。んーなんかよく分かんないけどこれは評価されてるって意味なのか…?

■スターボー・ハートブレイク太陽族 [youtube]
開く前に、聞く前に、これはネタユニットだ。
タイトルからおおかた想像が付いてるかもですが、この人達というかこのアイドルのコンセプトが「太陽系第10惑星「スターボー」から脱出し、地球に「A・I(愛)」を伝えるためにやってきた性別不明の3人組アイドル」(wikipediaより)らしく、まったくわけわかんない。でさらに歌詞も振りも笑うしかない。勝手に不良になってろよ! …でもオーバーヒートの振り付けがなんか楽しくて覚えてしまった。
宇宙系はさっきのキララとウララもそうなんですが、こっちはアイドルなんだかわけわかんない中世的な設定があるせいでもうほんにょこにょです。
ただ、これから映像抜いて人の声も抜くとなかなかいい曲なんですよー。[CD版Youtube]
そこまでするともはや歌謡曲じゃねーだろって話なうえに、このユニットの何がテクノってアイドルのビジュアルがテクノ(???)なだけなのでビジュアルを取っ払ったらただの細野晴臣の曲ってだけになっちゃうんだけど、まぁ。

てことで、結局スターボーのせいでネタ曲紹介っぽくなっちゃいましたが、テクノ歌謡最強だー。ファッションみたいに流行回ってくれないかなー
──スターボーが来いって言ってるんじゃないよ? 夢恋人みたいなのが来まくって欲しいわぁ。