東方椰麟祭3 本の話

はい、まだまだ喋りたりないですからね!
てことで手を加えて改めてオフセット印刷で出した「Life is…」の話題でも。
まだ本を見てない人にもネタバレとかならないように配慮してるつもりですけど、それ以上に本がないとなんのことだかさっぱりすぎるかも。なので適度に読み飛ばし推奨ですよー。

前回のコピー本は、鉛筆の下書き線にphotoshopの適当ブラシで色載せただけで出しましたが、今回の完成版は線をパソコンで仕上げて、塗りもはみ出しの無いように色も統一して塗りました。それだけに一ヶ月もかかったの?と言われればそれまでですが実際そうでした。
ただパソコンで仕上げた線もそのままなぞっただけじゃなくて色々修正を試みてます。その辺は一ヶ月ぐらい前のビフォーアフター橙の記事を見てみてくださいな。全体的にあんな感じの修正を入れてます。

あと当たり前ですが塗りもはみ出しがないようにちゃんと塗り直してます。とは言っても塗り忘れはいくつかありましたねー。自分でざっと数えてみたところ塗り忘れは4カ所、塗りすぎが2カ所ありました。ざっととは言ってもチェックモードで粗探して6つなので、多分普通に見て気付くのは2カ所ぐらいかと。持ってる人は探してみてねー。
ちなみに。一ヶ月ぐらい前に○さわセンセと飲んだ時、例の準備号の本のことについて「よんちせんせー。この間の本塗りのはみ出しが10箇所ぐらいあったよー」と言われまして、逆にそんな少なかったかなと思って自分で改めて数えちゃったり。で数えてみたところ自分出来になったところは30人分ぐらいでした。カ所で言えば多分50ぐらいあったと思います。

人に埋もれがちの背景ですが、これも手直し程度の作業はしました。
とは言っても人の線みたいにどういう行程で描いてみたいーってのは無かったので結構作業手順は困りました。で困った末、ミリペンでトレス→スキャン→線修正であれとなりました。そのトレスのために半日かけて簡易トレス台を作ってスキャンできたんですが、それでも線が太すぎてphotoshopで線幅をたしか4pxか6pxぐらい細くしたはず。一番面倒だったのは線修正で潰れた線を直す行程でした。
主張の過ぎない程ほどの雰囲気で描けたかなと思っているのですがどうでしょう。特に3ページ目の雨シーンはマキバオーと手元にあったにとりの同人誌を参考に比較的張り切れた思ってますー。

ではもうそろそろ反省点を。
まずうちの配置ミスが1ページ。かなり内側に文字が入ってしまいました。読みづらくてかなわないですね。
それ以外にもうちの漫画パートもなかなか読みづらいですね。コマの幅は意識してたんですがふきだしを外に出したら時が際どくなっちゃった部分が多々。反省。
あと色遣いですねぇ。初めてだからグレーの具合が分からなかったのはともかく、考えてみればうちの漫画に枠線以外のベタが一つもなかったり。なんの意図があったのか今となっては思い出せません…。
ぽわわトーンももうちょっとバリエーションしたかったなぁとも。今回のうちの漫画って背景よりも、トーンとか模様で雰囲気を表現する方がいいコマが多かったと思うんですが手持ちも少なく、その手持ちも解像度の問題で使えなかったのでブラシで適当にお茶を濁しただけになっちゃったんですよね。これは悔しい。で次のために探しては見てるんだけど意外に出てこないんだよねぇ。探し方が分からないからどうにも。素材を探すんじゃなくてphotoshopで自給する方向で考え直そうかなぁ。
その他にも細かいところは色々気になってます。ここもうちょっと修正できただろー、あーここももっと潰さないとだめだったなぁ、とか。一応今回も「2月2日締切までに出来るだけ綺麗に」っていう締切があったので、こだわりぬけた訳じゃないです。何度も書いてますがいくらでもこだわり続けられそうな作業をひとまずの締切で綴じた成果がアレです。大学風の採点をするなら72点ぐらいかなぁ。ギリギリ可じゃないみたいな。

で、今後はネタもあることだしこれに懲りずにもう1冊か2冊ぐらい描きたいなーと思ってるんですがそれはまたいずれ。みとと赤兎さんにより「よんちは合作するとサボらない」という性質が証明されたわけですが、2年ぐらい前から温存してる自分で描きたかったネタを完成させたいのでそれは一人作業になるんじゃないかなーって。なので結局のところいつになるのやらーですね。

さて後はおまけ程度の話題。
ネタですらないバレ。左のふきだしへ。あえて説明すると切なくなるタイプの、こっそり仕込んだネタです。7ページ目の話題。
・この原稿中にphotoshopで見つけた便利な機能その1、トーンカーブ。カラー原稿の色調整で狙った色を明るくとか暗くとか、そういうのにすごく便利でした。人からもらったカラー原稿の調整でしばらく重宝しそうー。
・便利な機能その2、ヒストリーのスナップショット。ヒストリーのある時点をしおりして後でそこまでさかのぼれるのです。キャラのパーツを移動しまくってバランス確かめてる時において、この状態をスナップ!とスナップショットしておけば画面を閉じるまでいつでも何度でもその時点に戻れる最強のアンドゥ。保存は出来ないからあくまで画面を開きぽなしにしないといけないんだけどこの便利さはかなりです。線の他に表紙の色調整とかも、色んな補正をしまくってるとそのうち元の色が分かんなくなっちゃうので、スナップショットで簡単に原点回帰でき、しかも簡単に書き途中の状態に戻せるのは便利でしたよ。
・イベント前に書いた本の原価ですが正解は吹き出しの中で。これを100円で売るジャスティス。以前書いたとおりの考えです。一応無考えじゃないアピールだけは。
・イベント前に書いた「紙にこだわってみました」ですがどうだったでしょうか。こだわったと言うよりかわった紙って感じですが、いい具合に表紙のスカスカさをぼかしてくれたような気がします。でもちょっとバリバリしてて読みづらいかなぁとも思ったり。原稿の受け取りの時に紙見本もらってきたから今度は吟味して選ぼう。

てことでやっと広島・椰麟祭3関係の記事は終了です。来週からまた通常営業っぽい記事になるかと思いきや、おそらく○さわが参加する同人誌即売会の話題になりそうだったり。ぁぅぇぅ_

“東方椰麟祭3 本の話” への2件の返信

  1. 全く関係なく、自分の話ですが、(よんちさんの同人誌をネタばれしないためにも(自分はありとあらゆるネタを無意識のうちにネタばれする能力をもっているため))ペンタブを買いました!これでイラストをカラフルにできるぞ!というわけで塗りの練習をしてみます。でもPIXIA難しいなあ・・・。範囲の選択が全くわからない・・・。どうしよう・・・・。たぶん時間かかりますが、がんばります。あと同人誌(よんちさんの)顔の表情や意味がわかりやすい!俺もコマ割をみならいたいです!

  2. あ、どもですー。その能力うちも持ってますよー
    全く関係ない話歓迎です! 一時期は度が過ぎなければ荒らしも歓迎とか言ってたサイトですしね、むしろ話題が膨らんでいくのもまた楽しいですしー。
    ましてやネタバレに配慮してくれたのならなおさらー、どうもありがとうございますー。

    おー、ついにペンタブですか! やりましたね!
    最初は結構難しい思いますが、慣れるとパソコン特有の便利さにアナログで絵が描けなくなるほどと聞きます。うちはまだフルデジタルに移行できるほど慣れてないもんでその感覚はないんですがねー。
    ソフトも同じで最初はすごく難しいんですよねぇ。実際うちも使い慣れてるphotoshop以外のソフトは1から分かんないですし。
    使いこなすにはやっぱりCG講座的なものを見るといいと思いますよ。ニコニコだとかYoutubeの動画もいいですし、独学派の自分ですがこればかりは当時色々あさった気がします。

    ん! さりげなく本の評価ありがとうございますー
    あまり表情のボキャブラリが無いながらがんばって描いてみました。それを感じ取ってもらえて幸いでございー。次の何かを描く時の気力になりました。てか進めないとなー

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