事故りました

わりと前ですが、タイトルの通り車で運転中に事故しました。自損、それでいてほかの物は何も壊してない、完全な自損事故でした。

去年の六月、仕事の関係で写真撮影が必要な場所があって、それは平日には撮影できないものだったから、土曜日に車で職場の近くに出かけました。勤務先からよく自転車で行ってた場所だったから地理感はけっこうあったんですね。
で、撮影も1時間ちょいして帰ることに。家に昼食はいらないと言ってきてたけど、まだ午前中だったから買って帰らないとなーみたいなことを考えてたり。
そしたら細い遊歩道に突き当たるT字路に。むむ、幅員的に多分一方通行だけどどっちだろう、と。で色んな勘で曲がった先が一方通行逆行だった。しばらく進んだら正面から軽トラ来て、やり過ごせたもの、その運転手から戻った方がいいって言われたんでバックで戻ろうとしたんですね。結構来ちゃってたんで100mぐらい戻ったんですが、もともとまっすぐにバックできなかったりしたんで途中で2,3回切り替えしながらバックしてて、そのうちに前から車が。遠くで待ってくれてたけど申し訳ない感じがしてちょっと慌てて下がって、やっと元出てきたT字路に戻ろうとしたら自転車が。それをやり過ごすまで待ってそれからバックしたら勢い出過ぎて電柱にぶつかったってわけです。
本人は未だ理解できてないんだけど結構勢い出てたみたいで、後ろは大きくへこみ、つぶれたガラスは助手席まで飛んできてた。車がもろいんじゃないの?って思いたくなるほどぶつかった電柱は無事だったけど大きい音したからやっぱり勢い出てたんでしょう。

それから保険会社に電話したり警察に来てもらったりレッカーに来てもらったりして現場を離れたのは1時間半後でした。
ちなみに、うち個人の車じゃなくて親の車なんだけど、車両保険には入ってなくて、見積もりの結果90万円の修理になるってことだった。父様はそんな高い金かけて事故車乗るなら新車買うってことで、そいつはいくらかが下取りで新車購入費を補填するかたちになりました。どうするかは親に任せようと思ってたんでそれは別に構わないんだけどね。
家に帰ったらみんな呆れたり怒ったりしてるかな…と思ってたけど意外と普通。ん?とは思ったけどとりあえず気がのってこないんでしばらく車とは距離を置いてました。

その3週間後、職場の旅行でバスに乗って熱海あたりを動き回ってたら、景色の良い場所とか高原の涼しい場所とか走るうちにだんだん車に乗りたくなってきたなーなんて感じながら帰宅。そんなタイミングで父様より事故の話題が挙がりちょい怒られた。
言われてることは間違いない話ばっかり。あんなに大きく壊れたのは柔らかい車だからだと思ってないか?理由が分からないけど今度は車両保険をつければいいなんて簡単に考えてないか?電柱以外のもの、人にあの勢いで当たったらどうなってたかちゃんと考えたか?
言い返すつもりは一切なかったけど、それにしても一つも間違ってない正論。しかもそんな出来事から1カ月もたたないうちに乗りたいとか考え始めてたりしてたり。これもう手のつけようがないよね。

父様のその話の締めは「何故自分が事故したかよく考えてそれがまとまったら話してくれ。乗るのはそれからだ。」とのことだったけど、考えれば考えるほど何故事故ったもへったくれも無い話だっていう。
先述の通り元々運転技術はないと思ってたけど、安全意識を持って周りに注意したり確認を怠らなければ技術はカバーできるだろうと思って運転してたつもりだったんだ。自分で周辺の情報が把握出来る範囲のスピードしか出さないようにしてたし、それなり用心して運転してるつもりだったし。でも技術が必要なシチュエーションってのは少なからず起きるわけで、今回そのシチュエーションで的確に車を動かすことが出来なかった。まず技術がなさ過ぎる点。
──注意してたとかいいながら思い起こすと、ここ最近結構油断してたなぁとも思ったり。夕方に交差点左折しようとしたら左に自転車がいたこともあったし、赤信号に気付かなかったこともあったし、平気だと思って走ってた狭い道でサイドミラーの真下にガードレールが流れてってたこともあったし、勢いでカーナビに乗ってない細い道に突っ込んでみたり、居眠りして山道のカーブでがけに突っ込みそうになったり、原付で事故したり……あれ。全然安全じゃないじゃん。
突き詰めていくうちに、安全を主張してこそいたけど全く安全な運転が出来てなかった点
結局何故自分が事故したかについては、まず技術が皆無で、そのうえしばしば身の丈以上のことをして、安全に運転するっていう考えが欠如してるからって結論になった。この結論はもう車運転しちゃダメな結論だよなぁ。
強いて言えば、自分は事故る存在だってことを念頭に置いて全ての危険を避けて必要最低限の用途に使うぐらいならあり得るかもだけど、今の自分にそんな切羽詰まった使い道はないし、今解禁したらいずれまた同じ慢心を繰り返すのが見えてるわけで。

──という流れで、車の運転をやめる決意をしました。いやまぁ父様が車で通院させないといけないような病気にかかったりしたらやむなく運転したりするだろうけど、趣味目的では乗らない。「じゃ免許返納したら?」って言われたら返す気持ちもあるぐらいだよ。
未練が無いかと言えばそれなりに未練あるんだけどね。やっぱり色んな所に出かけるのは好きだし、ここ最近職場の同期と一眼レフカメラもって夜の山に写真撮りに行ったりしだして車があったら絶対便利だなーとは思うし。多分運転の方法なんてそうそう忘れるもんじゃないから、乗ったらそれなりに運転出来るだろうけど、逆にそういう軽い気持ちを持ってる間は乗らない。そういう油断が今回の事故を呼んだんだと思うし。

てことです。あえて人に伝えるようなことでも無いけど、伝わるような所に書いたって記録を残しておきたいと思った次第。

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