サード京都 2

前回に引き続き、京都のエンジニアワルツ第三回目の話題を。今回は頒布物の話題を。

ちなみに今回の頒布物は、
・『気づいた』…○さわの漫画本。だいたい20ページ。よんち印刷。
・『にとりきりの理想郷5のプレビュー版』…みとの無料ペーパー。1枚片面。コンビニコピー。
・『にとりのおくすり手帳』…よんちのイラスト集的なおくすり手帳。24ページ。よんち印刷。
・既刊(にとりきりの理想郷2,3,4)
でした。2スペースの机の幅は埋まる程度に色々ありましたねー。

で、今回の新刊と既刊のにとりきりの理想郷4は、この度うちで印刷したものです。結構がしがし印刷出来ました。やったね。
ただ当初の予定だとにとりきりの理想郷5も印刷の予定が入ってたんで、スケジュールが結構タイトだったりしてました。
で、とりあえず○さわの原稿の入稿締切を直前の金曜の夜まで、みとの原稿の入稿締切を土曜の夕方までで組んでました。

気づいた

てことでまず○さわセンセの本より。
誘ってみたら今回は描く気になったって事だったので描いてもらいました。20ページのストーリーモノ。さすが仕事が早い○さわセンセ。他の人の原稿に比べて締切が早かったのに平気であげてくれました。
よんち印刷は早めに1枚だけ原稿をもらって、それで直す点とか頼みつつ締切を決める仕組みにしてるんだけど、今回の○さわセンセの原稿は、裁ち切りのことをあんまり考えてないけど、用紙外に開いたコマとか、変形のコマが多く、表紙の構図も余白無しで刷ってこその迫力はそのまま伝えたいなぁと思ったので、A4印刷→断ち切り→B5本の行程で印刷することにしました。そのせいで締切が早まったところもあるんですがね。

なかに1ページ白いページがあったんですが、そこは実際印刷してないので印刷費にカウントしませんでした。真っ黒ベタより気楽でいいんで真っ白ページどんどんきて平気です! 印刷サイドの話でね。
ただページ数が本編20ページ、後書きが1ページっていう問題。最初は表3(裏表紙の内側面)に印刷しちゃおうかなって思ったんだけど、後書きが本編と横並べにしづらい感じだったんすね。結局悩んで1枚紙を足しちゃいました。ホッチキス平綴じ本なんで2の倍数で行けるから大した問題じゃないけどね。
てことで刷り上がったんですが、途中でなくなっちゃったから買った表紙用紙が前買った時の倍ぐらいの値段に跳ね上がってて激おこっすよ。違和感がありながらヨドバシでさっと買って来ちゃったんだけど、Amazonとか他の店はヨドバシほど値上がりしてないところを見るとやらかしちゃったくさいです…。よんち印刷のアドバンテージがぁぁ…。

あ、そういえばプリンタのドライバを変えたら発色が良くなりまして、今回の本はその新しい発色でカラー印刷してます。と言うのも、Windowsのドライバから印刷したんでして。
そもそもうちはMacを使ってるんで自ずとMac用のドライバで印刷をするわけですが、Macのはプロ向けでカラーマネジメントの仕方次第でどんな出力も出来るってやつしかなくて、いまいち使いこなせてなかったんですね。
ただ家族の要望等々でプリンタをLAN接続しまして、そのテスト印刷でwindowsから印刷したらなんだか色が鮮やか。なんでかと思ったらwindowsのドライバは、そのプロ向けのの他に一般向けのもあって、一般向けのやつがなんの手間なく鮮やかな出力ができるって事に気付いたんですね。この間。買ってから5年目にして。はひぃ。

にとりのおくすり手帳

はい。うちの本です。ちなみにこの記事を読んでそうな人は多分誰も手元にないだろうという。いいんです自分用の備忘録だから。でももし何かの機会で手に入れたらこの記事を思い出してくれると幸いなり。

イベント前の記事でも書いてますがほんとにおくすり手帳として使えるはずです。もちろん実証はしてないです。本職の人への確認なんかもしてないです。見る感じ認証マークがないとダメとか、なんとか協会にお金を納めたメーカーのじゃないと使えないとか、法律の規定とかも無さそうだったので勝手に作っちゃいました。
もともとおくすり手帳を作れば良いって結論は1年以上前から到達してたんですね。
一人で本を出したいなぁと思いながら自分だけじゃ1冊分のマンガは描けないだろうと。遅筆なので。
ただイラスト集なんて出すほど絵で勝負出来る腕なんて持ち合わせてない。周りからグッズを出せば良いと勧められたりするけど、実用性のないグッズってあんまり好きじゃないんですよね。なんていうか、コップとか使うシーンがないし使ううちに印刷が薄くなってくるし、ポスターみたいな大判で映える絵じゃないし、缶バッチとか使い道が思い浮かばないものもちょっと。なにしろその辺のグッズは個人的におもしろみに欠けると思ってる面もあり。あとプリンタ持ってるから、家で印刷出来るグッズにすると、切ない在庫を抱えなくていい安心感が。
って問題を整理すると、誰も手を出して無さそうだけど実用性のあるグッズっぽい冊子になったわけです。
それならノートとかでもいいじゃんって考えもありましょうが、グッズって多かれ少なかれ「使えるもんなら使ってみろよ!」ってところあるじゃないですか。かーちゃんタオル洗ってくれるのは良いけど表に干さないでくれよ…とか、宅配便の品名欄に1字一句漏らさず商品名が書かれて受け取りの時に恥ずかしい思いをするフィギュアの伝票とか、ひと時代昔のコミケ企業スペースの袋とか。どうせ作るならそういうラインに食い込むようなグッズにしたい!って思ったので、おくすり手帳になりました!

結果的にはそのもくろみは当たったみたいで、イベント当日は「えっそういうタイトルの漫画じゃなくてほんとに使えるんすか!」みたいな事は何度も言われましたし、言われる度に「機能は満たしてるはずなので、あとは使う人次第ですね!」とか返事してました。負けたっ…!って顔をして買っていってくれる人が思ったより多かったのは安心したなぁ。
ちなみに同人誌即売会でおくすり手帳を売る試みは既に先駆者がいるみたいです。もっともこちらの本は割と本職の方が思う実用性を盛り込んで作られた本らしいんで、うちのより全然まじめなコンセプトのよう。時間と機会があったら実際の冊子を見てみたいなーと思ってたんだけど通販してないみたいなので手に入れられませんでした。

内容については、今までの読んで楽しむだけの本と違い、使い方によっては人命を左右しかねない本なので、それなりにリサーチしました。十数社のおくすり手帳を見比べて標準的と思われる項目は満たしてるはずです。
あと上記のような特殊な本なので、はじめて『本冊子についてのご意見ご要望等を原作者様にすることがないようにお願いいたします。』なんて書きました。原作者に意見なんて言われちゃほんとに困るからね。
中身は一般的な手帳パートと、おくすり手帳の意義を説く漫画解説ページの二部構成にしてみました。いやただ挿絵がにとりなだけの手帳じゃ難易度が上がらないかなーと思って。
漫画は、以前から描いてみたかった即売会の注意漫画みたいな感じで4P書いてみました。ちなみに初めてCloudAlpacaでトーンを張った漫画です。はじめてPhotoshopを使わずに漫画を描いたけど…、トーン貼りの方法が合わなくてなぁ。
(1)投げ縄ツールでトーンを張りたい場所を大雑把に囲う
(2)トーンを選びOKを押すとキャンパスにトーンが張られる(=塗りつぶされる)
(3)選択範囲内を消しゴムとか使って、余計なトーンを削っていく
結局トーンのテクスチャが揃ってるだけで方法はPhotoshopと同じ。これってクリスタとかもこういう方法なのかなぁ。この方法だと後でトーンを塗り足したい時とか、違うトーンに切り替えたい時とかに不便なので、結局Photoshopでよくやっていた方法でやってました。
(1)トーンを張りたい場所を選択し真っ白に塗りつぶす
(2)別レイヤーの全て選択し一面をトーンで塗りつぶす
(3)(1)のレイヤーの上に(2)のレイヤーを配置してクリッピングマスクの関係にする
でやりました。ブラシでなぞれば書き足し出来るし、にとりの髪はもうちょっと薄いトーンで!って思ったらトーンレイヤーをまた塗りつぶすだけでいい。
何言ってるか伝わる自信がないのでpsdでアップしますね。こういう方法ですー。
塗り方はまぁいいとしても、砂トーンがグレイスケールだったりして、いまいち印刷屋に入稿する原稿に向かないんじゃないかなぁと今のところ懐疑的ですが、次の原稿までの時間もないことだししばらくはクラパカ使い続けそうな感じです。よろしくクラパカ。
ちなみに何故漫画パートだけ白黒なのかというと、そもそも最初は中身を単色コピーとしようと思ってたからなんですね。オレンジ色にしたら明るい色過ぎて見づらかったため、黒い線の縁にオレンジ色をまとうかたちにしたからなのでした。クラパカのトーンを使ってみるっていう目的があったので疑似二色刷みたいな事もせず単色の漫画になったという。
自分の本として表紙に取り組むのが3回目だったんですが、今回はこれまでの本で失敗だったかな?と思ったところを組み込んで作ってみました。あとタイトルロゴもまあまあ手をかけて作ったんでサイト更新の時に載せたい模様。──ていうかサイト更新したいんだけどもう年末までそんな余裕無さそうだなぁ…。

おくすり手帳と言えばサイズはA6と相場が決まってるようなので、A4用紙に4ページ割り付けて上下を切断して中綴じ本としました。
いつもだと中身は120g/㎡ぐらいの厚紙を使うんですが、おくすり手帳ってシール貼って膨らんでくると思ったので、普通の66g/㎡のコピー用紙で印刷しました。そっちの方が紙代安いし、自分で持っていく時も軽くてすむし。
ただ表紙をいつもの210g/㎡の厚紙で印刷しちゃったから、表紙だけ堅くてめくりづらい仕上がりになっちゃったんですよね。これは今回の本の最大の反省点。もし増刷したら表紙は考えます。

とかなんとかで、ネタ性抜群だったからか、表紙の工夫が功を奏したからか、今回のおくすり手帳は昼過ぎに完売の運びとなりました。持っていった冊数が弱気だったってのはあるんだけど、それにしてもこれまで自分の本が売れたことないだとか、手にとってもらったことがないだとか豪語してた言ってた奴にしては上々な結果でした。よかったよかった。

て感じでした

みとのペーパーは特に触れず。うちで印刷してないんでうち個人として書くことはないしね。
て感じでした。やっぱり自分の本の感想のウエイトが…。中身から作ってる分どうしても思い入れがあって。
次はどんなグッズ作るんすか!とか言われたんだけど、とりあえず次は冬コミ目標でまたチャー研東方を作る企みが進んでます。うち若干参り気味で、誰以上に自分が足を引っ張りそうですごく不安なんですが…。
で、その後は多分2月のちかっぱかっぱで、またいつも通りにとり関係の本になると思います。
前々から暖め続けてる長編をさすがにもうそろそろ描きたいなぁと思ってるんだけど、どうしようもない遅筆で進まずじうしたもんかなぁと。ちなみに奇をてらっただけのグッズ(?)はまだいくつか案があるんで、気が向いたらまた作ると思いますよー。

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