紙の重たさ・厚さの目安

よんち印刷のみならず、印刷屋のサイトで紙を選ぶと並ぶ謎の単位。
紙の厚さを表す単位なんですが、馴染みが無いので全然イメージが湧かない人の多いのでは。
単位の意味とイメージしやすい紙の厚さを集めてみました。

そもそもあの単位ってなに?

よんち印刷単独のページが有った際の紙情報と、ポプルスのスタンダードセットの内容を見てみましょう。
  
104g/㎡…? 90K…?
何が何だかですが、どっちも紙の厚さの目安となる紙の重さの単位です。
よんち印刷で使用している「104g/㎡」が坪量(つぼりょう)、ポプルスで使用している「90K」が連量(れんりょう)と言います。
──ちなみにお気づきかもですが、よんち印刷でも「きんぎょく90K」のように元の紙の製品名が連量指定の場合はそちらが紙名になります。

どんな単位なんだろう

坪量はその紙を1㎡の大きさにした時の重さです。物理をしてた人ならお察しかもですが。
坪なのに何故㎡とかは思わないことです。…ていうと乱暴ですが、メートル坪量とか言ったりすることもあるみたいです。
単位が直感的なのと、うちのプリンタでの数値指定が楽なので、よんち印刷はこちらを使用しています。
また、連量とは四六判というサイズ(788mm×1091mm)の紙の1000枚の重さです。
1000枚を1連という紙の数え方からきたもので、紙業界ではこちらの方がメジャーみたいです。
坪量、連量共に、紙の重さを示した単位なので一概に紙の分厚さが分かる単位でもないです。
例えば少年ジャンプとかのごわごわした色つき紙。辞典ぐらいの厚さがあっても軽いと思いません?
元々は価格を抑えるために安い再生紙を使うのが目的だったみたいですが、安くてかつ裏写りしないような厚手の紙が求められたと言った気が。後半ソース失念。
また分厚くてもこしが無い紙なんかもあります。そういう紙は厚手でも表紙に向かないなんてことも。
軽くて分厚い紙やその逆もあったりするので完璧な単位とは言いがたいところですが、目安としてちょうどいいですね。

身近な紙の坪量

色々集めてみました。参考にどうぞ。
紙名坪量備考
書道の半紙37g/㎡30〜45ぐらいまで様々でした
普通のコピー用紙(PPC用紙)64g/㎡
同人誌印刷所の標準な本文用紙105g/㎡90Kを換算
画用紙180g/㎡100〜190ぐらいまで様々でした
賞状の紙186g/㎡
ハガキ210g/㎡
同人誌印刷所の標準な表紙用紙210g/㎡90Kを換算
先述の通り、あくまで重さの単位なので、分厚さや堅さは単純には比較出来ません。
あくまで目安にどうぞ。